【より迅速に宇宙での実証を】アークエッジ・スペース、アクセルスペースらがJAXA宇宙戦略基金の「軌道上実証機関」に【宇宙ビジネスニュース】
アークエッジ・スペース、アクセルスペースらがJAXA宇宙戦略基金の「軌道上実証機関」のリストに登録されました。自ら衛星を持たない事業者へも、打ち上げから運用まで一貫した支援を得られる企業が一覧に整理されています。
2025年12月8日、JAXAは宇宙戦略基金における「国内打上げが調整可能な軌道上実証機関」のリストを公開しました。
(優先順位1グループ:「地球周回軌道」カテゴリより抜粋・編集)
これを受け、超小型衛星の開発を手がけるアークエッジ・スペースや小型衛星の開発・運用をするアクセルスペースも、同制度に登録されたことを発表しました。そのほか、軌道やサンプル回収の有無に応じて、Space BD、三井物産エアロスペース、IDDKなど複数社が登録されています。
また、月周回軌道については、ispaceもリストに登録されています。
「国内打上げが調整可能な軌道上実証機関」のリストの公開によって「車載用のセンサーや民生用の半導体など、宇宙で実証したい技術や製品はあるが、衛星やロケットを打上げる手段を持たない、あるいは方法が分からない」というプレイヤーに対する支援体制が見える化されました。
これまで、新しい実験装置や材料サンプルを宇宙で実証するには、自社で衛星を開発・搭載する衛星を調整し、ロケットを手配する必要がありました。これには専門知識と膨大な開発期間やコストが必要で、新規参入の大きな障壁となっていました。
そのような課題に対して、今回リスト登録された「軌道上実証機関」が自社衛星を提供したり、打上げから運用支援まで一貫した支援を行ったりと、軌道上実証の機会を提供します。ユーザーは、自社のペイロード(試したい機器や材料など)をこれらの機関に預けるだけで、宇宙での実証が可能になります。
特に、自ら衛星を持たない企業は、基金の支援を受けながら技術を開発し、今回の登録機関を活用することで、迅速に宇宙実証を行えます。
これまで、宇宙実証においては「衛星」メーカーが主体でしたが、今後「コンポーネントや材料」に特化したスタートアップや大学、異業種企業が、宇宙へ手軽に挑戦できる環境が実現されることに注目です。
参考記事
・アークエッジ・スペース、JAXA宇宙戦略基金事業における「国内打上げが調整可能な軌道上実証機関」に登録
・アクセルスペース、宇宙戦略基金事業における「国内打上げが調整可能な軌道上実証機関」に登録
・軌道上実証機関登録リスト

