BluesとSkylo、衛星・携帯キャリア・Wi-Fiを束ねるIoTモジュールを発表、いつどこでもつながる通信を実現へ【宇宙ビジネスニュース】
2026年3月9日、BluesはSkylo Technologiesと共同で、衛星・セルラー(通信キャリアの電波)・Wi-Fiの3種類の通信方式を1つのモジュールに統合したIoT向け通信モジュール「Notecard for Skylo」を発表しました。
2026年3月9日、BluesはSkylo Technologies(以下、Skylo)と共同で、IoT向け通信モジュール「Notecard for Skylo」を発表しました。これは、衛星・セルラー(携帯キャリアの電波)・Wi-Fiの3種類の通信方式を1つのモジュールに統合したものです。
Bluesは通信モジュール「Notecard」などを主力製品とする、IoT接続ソリューションを提供する企業です。また、Skyloは地上の電波が届かない遠隔地でも通信できるようにする、衛星通信サービスを提供する企業です。
今回のモジュールの特徴は、Skyloが提供するWi-Fi、セルラー、衛星通信の3種類の通信ネットワークを状況に応じて自動で切り替える機能です。例えば、物流機器の場合、倉庫内ではWi-Fi、輸送中ではセルラー、携帯の電波が届かない遠隔地では衛星通信など、通信環境に合わせて自動的に切り替わります。
輸送・物流、インフラ監視、遠隔地における産業機器の監視など、従来では環境状況によってセルラーやWi-Fi通信が届かないことがあった分野でも、衛星通信が導入され常時の通信が出来ると期待されます。
関連記事
建設機械メーカーHD Hyundai Construction Equipmentが、車両管理システムにIridiumの衛星通信サービスを統合【宇宙ビジネスニュース】
【スマホ圏外のデータも収集】アークエッジ・スペース、小型IoT端末から衛星へのデータ送信に成功【宇宙ビジネスニュース】
衛星を介した広域のIoT通信では、従来は専用のモジュールが必要であり、月額契約や最低利用期間などが設定されるケースが一般的で、導入に大きなコストを要する課題がありました。
しかし、今回の「Notecard for Skylo」には、衛星通信機能が含まれておりモジュールの追加購入が不要です。さらに従量課金モデル(実際の利用量に応じて課金される)を採用しており、衛星通信の月額契約も不要です。最低利用期間の制約もありません。これにより企業は初期導入のハードルを下げつつ、必要なときだけ衛星通信を利用できるようになります。
Bluesの製品・体験担当SVPであるブランドン・サトロム氏は、以下のようにコメントしています。
「2年前、BluesとSkylo Technologiesは協力して、主力製品のNotecardに、衛星通信機能を追加するアクセサリー『Starnote for Skylo』を発表しました。このアクセサリーの導入が進むにつれ、一部の顧客がWi-Fi・セルラー・衛星をシームレスに切り替えられる単一モジュールを求めていることが分かりました。そこで我々は再び協力し、『Notecard for Skylo』を開発することとなりました。」
今回のモジュールは、衛星通信だけでなく、セルラー通信やWi-Fiと組み合わせることで、どこにいても必要な時に利用できる通信インフラとしての活躍が期待されます。このような統合デバイスが社会に浸透することで、衛星通信の利用機会が増加し、より身近な技術となるでしょう。
参考記事
Blues and Skylo Launch Industry-First IoT Module - Blues

