宇宙ビジネスを学べるおすすめの本・書籍14選

いざ宇宙ビジネスについて学ぼうとしても、簡単にはいきません。宇宙は関連分野が数多くあるため、何から学べばいいのかわかりにくいのです。

ここでは宇宙ビジネスそのもの、または宇宙ビジネスを取り巻く状況について学ぶことができる書籍を紹介します。

【目次】
(1) 宇宙開発の基本、ロケットと衛星を学ぶ本
(2) 宇宙開発の歴史を学ぶ本
(3) 宇宙ビジネスの“今”を学ぶ本
(4) 宇宙ビジネスのためのルールを学ぶ本
(5) さらに詳しく宇宙ビジネスを学ぶ本
(6) 最新の宇宙ビジネスニュースを知るには?

宇宙開発の基本、ロケットと衛星を学ぶ本

宇宙ビジネスに興味はあるけれど、そもそも宇宙開発のこともよく知らない…。そんな人におすすめしたいのがこちらの2冊です。

・『日の丸ロケット進化論』著:大塚実, 大貫剛

・『人工衛星のしくみ事典』著:大塚実, 大貫剛, 秋山文野

2冊を読むことで、日本を中心としたロケットや衛星についての基本的な知識を得ることができます。宇宙開発の入門書としておすすめです。衛星を載せるロケットの種類や、衛星画像やデータの
利用例など、宇宙ビジネスのヒントになる情報も盛り沢山です。

宇宙開発の歴史を学ぶ本

「夢」や「ロマン」だけでない宇宙開発の歴史を学ぶなら、こちら。

・『宇宙開発と国際政治』著:鈴木一人

日本が今のポジショニングになったのはなぜか、アメリカはなぜスペースシャトルを開発したのか、インドの宇宙開発の考え方など、この本を読むときっと今までの宇宙開発のイメージとは異なる姿が見えてくるはずです。

宇宙ビジネスの“今”を学ぶ本

最新の宇宙ビジネストレンドを知りたいなら、2017年以降に発売された以下の3冊がおすすめです。

・『宇宙ビジネス入門』著:石田真康(2017年)

・『宇宙ビジネスの衝撃――21世紀の黄金をめぐる新時代のゴールドラッシュ』著:大貫美鈴(2018年)

・『宇宙ビジネス第三の波-NewSpaceを読み解く-』著:齊田 興哉(2018年)

最初の2冊は電子書籍化もされているので、すぐにでも手に入りやすいのではないでしょうか。

『宇宙ビジネス入門』は、宇宙ビジネスの全体像をおおまかに把握するのに適しています。
今なぜ宇宙が注目されているのか、具体的な衛星データの利用事例を多く上げながら説明しているのが『宇宙ビジネスの衝撃――21世紀の黄金をめぐる新時代のゴールドラッシュ』。
『宇宙ビジネス第三の波-NewSpaceを読み解く-』では、宇宙ビジネスのプレイヤー紹介に留まらず、ビジネスモデルの解説まで踏み込んでいます。各企業やベンチャーの状況を広く整理されたい方にオススメです。

それぞれのご希望に合わせて手に取ってみてください。

宇宙ビジネスのためのルールを学ぶ本

宇宙ビジネスに参入しようとして、まず気になることの一つが法律だと思います。宇宙ビジネスの法律に特化した本がこちらです。

・『宇宙ビジネスのための宇宙法入門 第2版』著:小塚 荘一郎(2018年)

宇宙法に関しては、とりあえずこの一冊を持っておけば安心でしょう。
ビジネス関連の法律、特に2017年より施行されている宇宙活動法(主にロケットに関係)、リモセン法(主に衛星に関係)を押さえておくことが肝心です。

2018年に第2版に改版され、近年の宇宙ベンチャーの動きなども追記されています。

さらに詳しく宇宙ビジネスを学ぶ本

以上の本で、宇宙ビジネスの概要を学びさらに詳しくそれぞれの分野を学びたい方向けに、いくつか本をご紹介します。

【ロケット】

ロケットに関する方程式などは使わずに、ロケットとはどういう仕組みで飛翔し、実際にロケットを作る時にどんな事を考える必要があるかを丁寧に書かれてある本です。

・『宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた』著:あさり よしとお

【人工衛星】

人工衛星に興味を持ち、実際に作ってみたい方向けにはこちら。実際に大学で、大学生の手によって人工衛星の開発を行っている先生の著書です。

・『人工衛星をつくる ―設計から打ち上げまで―』著:宮崎康行

人工衛星の画像を使ってなにかしてみたいと思う方は、以下の本で原理とどんなことがわかるのかを理解するのが良いでしょう。

・『基礎からわかるリモートセンシング』著:日本リモートセンシング学会

【デブリ(宇宙ゴミ)】

宇宙ビジネスが盛んになると問題になることの一つがゴミ問題、宇宙ゴミはデブリと呼ばれ、大きな問題になっています。

『スペースデブリ』は工学だけではなく、国際関係や安全保障、法律などあらゆる面からデブリについて知ることができる一冊。何かと世間から気にされる宇宙ゴミについて知っておくことは、どんな分野の宇宙ビジネスを行うにしても重要です。やや専門書寄りの内容ではありますが、手に持っておく価値はあるでしょう。

・『スペースデブリ: 宇宙活動の持続的発展をめざして』著:加藤明

【宇宙旅行・移住】

夢物語のような宇宙への旅行や移住の話も、もはや夢ではありません。
具体的・科学的に考えられ始めています。そんな世界をイメージして、みなさんの得意領域で役に立つ宇宙ビジネスを考えてみてはいかがでしょうか。

・『はじめての宇宙旅行』著:浅川 恵司

・『人類が火星に移住する日 --夢が現実に!有人宇宙飛行とテラフォーミング-- (知りたい!サイエンス イラストレーテッド)』著:矢沢サイエンスオフィス

【宇宙天気】

あなたは旅行に行くとき、何を気にするでしょうか。天気は最も気にする事項なのではないでしょうか?規模によっては衛星運用にも影響してくる宇宙天気。その実態はいかなるものなのか、『宇宙天気』でその仕組みから学べます。

・『宇宙天気―宇宙の天気予報はできるのか?』著:篠原学

最新の宇宙ビジネスニュースを知るには?

ここまでに紹介した書籍に加えて、宇宙ビジネスをより知るためには、日々のニュースを追うことが必要になってきます。新規参入してくる企業も多く、目まぐるしく状況が変化するため、書籍だけでは追い切れないのです。

宙畑の記事では、海外の宇宙ビジネスニュースや、一週間のあらゆる宇宙ビジネス記事のまとめなどをお届けしています。読めば「宇宙が分かる」記事を心掛けて発信しているので、ぜひ目を通してみてください。

宙畑として独自に、宇宙業界マップもまとめています。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

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