月面ミッションに挑むIntuitive Machinesが地上局の貸し出しサービスを提供するKSATと契約【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/6/7〜6/13】
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NASAの商業輸送サービス(CLPS)に採択され、月面着陸船の開発を行うIntuitive Machines(インチュアーティブ・マシーンズ)は、地上局の貸し出しを行うKSATと月面ミッションに関する長期契約を締結しました。
この契約により、KSATは、Intuitive Machinesの月面ミッションの打ち上げから初期運用、月面での運用など、すべての段階をサポートすることになりました。
Intuitive Machinesは2019年5月にCLPSに採択。ミッションは、月面のクレーターにペイロードを輸送するというものです。その後9月に、SpaceXと打ち上げ契約を締結。2021年3月には、オーストラリアのパークス天文台にある電波望遠鏡をミッションで利用する契約を締結していました。
ところが、2021年7月に予定していた打ち上げは、2022年初頭に延期することが、連邦通信委員会(FCC)に提出した申告書の内容から明らかになりました。
KSATは、衛星事業者向けに地上局の貸し出しサービスを提供している企業ですが、商業月面探査の増加を受けて、月ミッション向けのサービス提供にも力を入れ始めたようです。地上局の貸し出しサービスは世界の複数社が取り組んでいますが、月軌道および月面との通信は、衛星運用に利用する地上局を転用できることもあり、重要な市場になりそうです。
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参考
KSAT to Support Intuitive Machines’ Missions to the Moon
Intuitive Machines’ first lunar lander mission slips to 2022