7月21日、ロスコスモスはISSに設置する多目的実験モジュール「ナウカ」をプロトンロケットで打ち上げました。

ナウカでは科学実験が行えるほか、酸素生成システムや水再生システム、5ミリメートルの精度で操作ができる欧州製のロボットアームが搭載されています。

軌道投入後はエンジンに不具合が発生し、詳細は不明ですが、軌道の修正が行われているとのことです。

ナウカは、2000年代から開発が行われていましたが、財政状況が影響し、打ち上げの延期が続いていた経緯がありました。ロシアにとっては、ようやく打ち上げることができた、初の本格的な実験モジュールです。

独自の宇宙ステーションを構築する計画を打ち出し、ISSからは離脱する予定のロシア。同国がこのモジュールをどのように活用していくのかを追うことで、今後の動きや思惑が読み取れるかもしれません。

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参考

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