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ロシア、2028年までISSへの参加を延長する方針を発表。独自の宇宙ステーション開発も【宇宙ビジネスニュース】

【2023年4月22日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

人類初の有人宇宙飛行を記念する「宇宙飛行士の日」である4月12日、ロシアの宇宙機関ロスコスモスのCEOユーリー・ボリソフ氏がウラジーミル・プーチン大統領にISSへの参加を2028年まで延長する方針を報告しました。

ISSの運用を巡っては、アメリカが2021年12月に2030年までの運用延長を発表し、2022年11月に日本と欧州、2023年3月にカナダが延長を発表していました。

ロスコスモスは独自に宇宙ステーションを構築する計画です。ロスコスモスの有人宇宙飛行プログラム担当エグゼクティブ・ディレクターを務めるセルゲイ・クリカレフ氏は2022年10月に開催された記者説明会で、新たな宇宙ステーションが構築できるまではISSへの参加を継続する方針を語っていました。

ボリソフ氏によると、検討は進んでいて、概念設計は2023年夏に出来上がる予定だといいます。また、この宇宙ステーションの構築や運用を通じて、月面開発や深宇宙探査計画に必要な技術の習得にも取り組むことが言及されました。

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参考

Meeting with head of Roscosmos Yury Borisov

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