NASAがPlanet Labsの衛星画像を追加購入。約28万人の研究者が無料利用可能に【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/7/26〜8/1】
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Planet Labsの衛星画像を約28万人の研究者が無料利用可能に
Planet Labsが、NASAと締結しているCSDA契約(商業小型衛星データ取得)の拡大に合意したと発表しました。
CSDA契約とは、NASAがPlanet Labsの衛星データを購入し、NASAが支援する研究者に無料解放するものです。2019年のNASAとの最初のCSDA契約以来、科学者たちは、気候変動や生物多様性など、様々な研究にPlanet Labsの衛星画像を活用してきました。
2021年前半だけでも、グリーンランドの夏季の氷の融解の監視や、トウモロコシや大豆の収穫量の定量評価、機械学習による雪に覆われた地域の可視化、インドのチャモリ地区で発生した大規模な地滑りの原因の調査などに、CSDA契約を介した衛星画像が活用されました。
今回の契約の拡大により、約28万人の研究者が研究グループ間で情報共有が可能になり、衛星画像のより大きな科学的利用が期待されます。
Planet LabsのCSOであるRobbie Schingler氏は、今回の契約について以下のコメントを出しています。
It is imperative that researchers have access to the best tools that allow them to gain a deeper understanding of our changing planet. We are excited to deliver Planet’s high cadence data into the hands of even more users in this research community
(訳:日々変化する地球をより深く理解するためには、研究者が最高の研究データにアクセスできることが不可欠です。私たちは、Planet Labsの高頻度に撮影した衛星データを、より多くの研究者に提供できることに興奮しています。)
この契約により、衛星画像の研究利用が更に加速しそうです。
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