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GITAIの宇宙用ロボットアームがISSに到着。技術実証は10月実施予定【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/8/30〜9/5】
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GITAIの宇宙用ロボットアームがISSに到着。技術実証は10月実施予定
宇宙ロボットスタートアップであるGITAI Japan株式会社が開発した宇宙用ロボットアームS1が、SpaceXのFalcon9によるCRS-23ミッションで打ち上げられ、無事に国際宇宙ステーション(ISS)に到着しました。
GITAIは、NASAとスケジュールの調整を行った後、10月頃にロボットアームS1を用いた汎用作業遂行技術実証を行う予定です。本実証はISSの商業利用事業に取り組むNanoracks LLCとの共同実証であり、NASAのGITAI S1 Robotic Arm Tech Demoのページによると、Nanoracksの商業エアロックであるBishop船内で以下の2つの作業の実証を行うようです。
- 【タスク1】
宇宙飛行士が与圧モジュール内で一般的に行う、ボタンを押す・スイッチを入れる・ケーブルを抜き差しするなどの作業 - 【タスク2】
太陽電池パネルや通信アンテナを模した宇宙構造物を組み立てる作業
GITAIの宇宙ロボットアームS1による上記のタスクは、最初は自律制御によって実施され、その後Nanoracksの管制室からの遠隔操作も実施されます。
GITAI社内で撮影された、宇宙用ロボットアームS1による宇宙環境を模擬した組み立て作業の動画は以下から視聴できます。
GITAIは本技術実証を通して獲得した技術を、月面基地の開発作業が可能な双腕ヒューマノイドロボットG1などの開発に繋げていく予定です。
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