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Firefly初の試験飛行は離陸には成功するも宇宙空間への到達はならず【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/8/30〜9/5】
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Firefly初の試験飛行は離陸には成功するも宇宙空間への到達はならず
小型ロケット開発に取り組むFirefly Aerospaceが、9月2日にバンデンハーグ空軍基地から、同社の液体燃料小型二段ロケットAlphaの初の試験飛行に挑みました。射場からの離床、超音速の達成などには成功しましたが、打ち上げから約2分30秒後に機体が爆発し、宇宙空間への到達は叶いませんでした。
Fireflyが事前に公開したミッション計画では、打ち上げ67秒後に超音速に達し、76秒後にMaxQと呼ばれる最大動圧点に達する予定でした。しかし、Fireflyの管制官が超音速になったと報告したのは打ち上げから2分20秒後でした。そのためロケット第一段のエンジンに何かしらのトラブルが発生したのかもしれません。
今回Alphaには、DREAM(Dedicated Research and Educational Accelerator Mission)と呼ばれる、STEM教育の一環として子供たちが描いた絵や記念品などが搭載されていました。
今回の試験飛行における根本的な原因については、連邦航空局(FAA)およびバンデンハーグ空軍基地と協力して調査を進めていく予定とのことです。
打ち上げの際の様子は以下から視聴できます。
2014年に創業した小型ロケットスタートアップFirefly。ロケットの最初の打ち上げは失敗する可能性が高いため、今回の失敗で得られたデータを次回以降の試験飛行に有効活用するのが何よりも大事です。
群雄割拠の小型ロケット界の中で、同社の今後の取組みに注目です。
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