宙畑 Sorabatake

Tellus

商用衛星データを購入できるプラットフォーム「Tellus Satellite Data Traveler」リリース!

2021年10月、Tellusが再びアップデート!「Tellus Satellite Data Traveler」という衛星データを検索・購入・保存できる機能が搭載されました。これまでのアップデート内容とともに、今回追加された機能についてご紹介します。

2021年10月26日(火)に、「Tellus Satellite Data Traveler」のリリースと、衛星データプロバイダ様3社のTellus参画が発表されました。本記事では「Tellus Satellite Data Traveler」とは何なのか、今回のリリースにより何ができるようになるのか、まとめてご紹介します。

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衛星データプラットフォーム「Tellus」とは政府衛星データを利用した新たなビジネスマーケットを創出することを目的とした、日本発の衛星データプラットフォームです。

衛星データ搭載やツール公開、衛星データをもっと手軽に使えるように様々な仕掛け

Tellusは2019年2月の提供開始後、2020年2月に大型アップデートを行い、以下3つのアップデートがありました。
・Tellusの提供する全てのプロダクトの入口となる「Tellus ウェブサイト」

・Tellus OSのアップデート

・データやアルゴリズムを取引できる「Tellusマーケット」のオープン

そして、大型アップデートから1年半の間、新たに以下のアップデートを行っています。
・衛星データAPIの随時追加
・マーケットAPIの搭載
・公式ツールの公開

以下、それぞれのアップデートについて紹介します。

衛星データAPIの随時追加

宇宙航空研究開発機構(JAXA)様のご協力のもと、運用中の政府衛星データの随時追加を行うことができるようになりました。現在の対象データは「PALSAR-2」で、2020年12月25日以降のデータを順次アップデートしています。

公開状況は以下で確認することができます。
https://www.tellusxdp.com/ja/news/20210127_000369.html
※現在公開されているデータはAPI利用のみ可能です。

また、すでに運用が終了している「PALSAR」のアーカイブデータは日本域分全て、「AVNIR-2」のアーカイブデータも南極域を除き全世界分が公開されました。

さらに、商用衛星であるASNARO-1もTellusでの利用に限り無償公開を行っています。

マーケットAPIの搭載

オープンから1年半で、Tellusマーケットにも個性的な商品が並んできました。商品のラインナップはぜひサイトからご確認ください。

Tellusマーケット:https://www.tellusxdp.com/market/search?ar=

宙畑編集部でも、Tellusマーケットの商品を紹介しています。

公式ツールの公開

さらに衛星データの使い道をイメージしてもらい、より手軽に使ってみることができるようになることを目指して、公式ツールの開発も行いました。

今まで政府衛星データの公開や、商用衛星データの一部無償公開を行ってきたTellusですが、今回のリリースにより、商用衛星データの購入が可能になります。

本格ビジネスでも利用できる衛星データプラットフォームへ

そして今回、「Tellus Satellite Data Traveler」のリリースと、Tellusにて衛星データを販売する衛星データプロバイダ様の参画が発表されました。

2つの発表についても、それぞれ紹介していきます。

Tellus Satellite Data Travelerとは?

Tellus Satellite Data Traveler(以下Tellus Traveler)とは、「様々な衛星データを探索できるプラットフォーム」という意味を込めて名付けられました。その名の通り、観測済みの衛星データを購入・販売・閲覧したり、将来観測する予定の衛星データを検索することができるツールです。

機能① 衛星データを一括検索しての購入が可能

Tellusで提供している政府衛星データはもちろん、衛星デ―タプロバイダ様の商用衛星デ―タまで、あらゆる衛星データを地図上で一括で探すことができます。

さらに、AOI(関心領域:Area of Interest)を指定し検索し、衛星データを面積単位またはシーン単位で購入することができます。過去データだけでなく、観測予定データの購入リクエストも可能です。

機能② 衛星データの保存が可能

衛星データを保存できる機能を搭載しました。Tellus Traveler上で操作し保存するか、メールにて保存方法をご案内させていただきます。

※保存環境はデータによって異なります。詳しくは各データの利用ポリシーを確認してください。

国内の衛星データプロバイダが参画

今回のリリースに際し、衛星データプロバイダ様がTellus Travelerへの参画を発表してくださりました。発表のあった3社を簡単にご紹介します。

■日本スペースイメージング株式会社(JSI)
「世界基準で高品質な衛星画像、地理空間情報サービスを提供する」をモットーに、Maxar社の高分解能衛星データを中心に世界の衛星データを販売しています。
10月26日からMaxar社の衛星データを個別問い合わせ対応の上、販売します。
購入希望のお客さまはinfo@tellusxdp.comよりお問い合わせください。
(HP: https://www.jsicorp.jp/

■日本地球観測衛星サービス株式会社(JEOSS)
日本初の商用SAR衛星オペレータとして、日本電気株式会社(NEC)が開発した高分解能レーダ衛星ASNARO-2の画像販売を2018年9月より実施しています。自社運用による全世界を対象にした撮像サービスを行っています。

10月26日からTellus Travelerにて、ASNARO-2データの販売を開始します。
(HP:https://jeoss.co.jp/

■株式会社パスコ
1953年に創業し、人工衛星・航空機・ドローン・計測車両・船舶などさまざまなプラットフォームでの計測を実施しています。衛星事業では国内外の地球観測衛星を運用し、ASNARO-1、ALOSシリーズ、Airbus社のデータなどの販売、また自社解析にてソリューション提供も行っています。
Tellus Travelerには、「ASNARO-1」と今年度打ち上げ予定の「ALOS-3」のデータを順次販売します。
(HP:https://www.pasco.co.jp/

Tellusの今後

最後に、Tellusの今後のアップデート内容を紹介します。

国内でも有数の衛星データプロバイダ3社との連携により、Tellusで衛星データを買い、Tellusのコンピューティングリソースでマーケットのデータとマッシュアップを行うことができる、そんな世界が近づいてきています。

そのような世界の実現に向けて、以下2つについてアップデート予定です。

・開発環境の使いやすさ向上
・Tellus OSでの連携

開発環境の使いやすさ向上

現在、期間限定で無償提供している開発環境。現時点でも、TellusマーケットからAPIを参照して解析を行うことはできるようになっています。Tellus Travelerで購入したデータも、この開発環境で利用することが可能です。

今後はそもそもの開発環境の提供方法などを見直し、より柔軟に環境を選ぶことができるようなプラン設計を行っていくほか、解析したものをGIS上に可視化することができるような機能をつけるなど、機能向上をしていく予定です。

Tellus OSでの連携

今回Tellus Travelerで購入したデータは、Tellus Traveler内の「利用」タブにて他のTellus公式データとともに閲覧することができます。ただし、今まで簡単に衛星データを見てみることを目的に提供していたTellus OSではまだ、購入した衛星データを閲覧することができません。今後は、Tellus Traveler、マーケット、OSの3つの連携をより強化していくことも目指しています。

さらなる改善に加え、商用衛星データが本格的に搭載されていき、Tellusマーケットにもツールが豊富に揃っていくことで、Tellusを通じて衛星データと地上データの産業利用を促進することにより、衛星データを利用して新たな価値を創造するを目指します。

「Tellus」で衛星データを触ってみよう!

日本発のオープン&フリーなデータプラットフォーム「Tellus」で、まずは衛星データを見て、触ってみませんか?

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10月26日に開催したTellus記者発表会とオンラインイベントでは、今回のリリース内容のほか衛星データプロバイダとのトークセッションなどを行いました。
イベントはYouTubeでも公開していますので、ぜひご覧ください。

Tellus SPACE xData Fes.2021|YouTube

記者発表会の様子 Credit : さくらインターネット