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NASAがロケット関連企業12社と契約。打ち上げ機会を提供し、市場育成を狙う【宇宙ビジネスニュース】

【2022年1月31日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

1月27日、NASAは政府の科学技術衛星の打ち上げを委託する企業として、12社を選定しました。

ABL Space Systems
Astra Space
Blue Origin
L2 Solutions
Northrop Grumman Systems Corporation
Phantom Space Corporation
Relativity Space
Rocket Lab USA
Spaceflight
SpaceX
United Launch Services
Virgin Orbit

ロケットによる輸送事業を手がける老舗企業から商業輸送経験がないスタートアップ、仲介事業者など様々な企業が選定されています。

NASAによると、期間は5年間で、契約金額は最大総額3億ドル(約350億円)と公表されています。

このプログラムはVADR(Venture-Class Acquisition of Dedicated and Rideshare)と呼ばれ、NASAが打ち上げ機会を提供することで、市場を育成することが目的です。

NASAの打ち上げ輸送サービスを担当するディレクターのブラッドリー・スミス氏は、このようにコメントしています。

「今回の非常に柔軟な契約は、NASAの科学と技術の幅広いニーズを満たし、地上と宇宙の架け橋としての打ち上げサービスプログラムの評判をさらに高めるでしょう」

VADR契約は、スタートアップ企業が打ち上げ機会を手に入れられることはもちろん、すでに打ち上げ実績がある企業が機能を改良し、競争力をつけるためのきっかけにもなるのではないかと考えられます。

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参考

12 Companies to Provide Venture Class Launch Services for NASA

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