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OneWebがSpaceXと打ち上げ契約を締結【宇宙ビジネスニュース】

【2022年3月24日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

OneWebがSpaceXと打ち上げ契約を締結

低軌道通信衛星コンステレーションに取り組んでいるOneWebが、SpaceXと打ち上げ契約を締結したと発表しました。SpaceXのロケットでの最初の打ち上げは2022年内を予定しますが、具体的な打ち上げ日程や衛星の打ち上げ総数といった契約の詳細は明らかになっていません。

SpaceXは、Falcon 9をはじめとする打ち上げサービスの他に通信衛星サービスStarlinkも展開しているため、自社の競合サービスの衛星を打ち上げることになります。

OneWebの通信衛星コンステレーションは、サービスインするまでに648機の小型衛星を軌道上に配置する予定です。現在428機の小型衛星が地球低軌道上に投入されており、残る機数は220機ほどです。打ち上げ契約の詳細は発表されていませんが、OneWebは過去の打ち上げでは36機ほどの衛星を一度に打ち上げていたため、残る衛星をSpaceXのロケットから打ち上げると仮定すると5~6回ほど打ち上げることになります。

OneWebのCEOであるNeil Masterson氏は、今回の契約について以下のコメントを発表しています。

We thank SpaceX for their support, which reflects our shared vision for the boundless potential of space. With these launch plans in place, we’re on track to finish building out our full fleet of satellites and deliver robust, fast, secure connectivity around the globe.
(訳:我々と共通のビジョンを掲げているSpaceXの支援に感謝します。今回の打ち上げ契約により、私たちは小型衛星コンステレーションを完成させ、高速かつ安全なインターネット接続を世界中に提供する挑戦が軌道に乗りました。)

コンステレーションによる衛星通信分野においてトップを走るSpaceXとOneWebの今回の契約をきっかけとして、同様な事業を行う企業同士の連携も生まれるかもしれません。

正式な商業サービス開始に向けて挑戦を続けるOneWebと、その衛星を打ち上げるSpaceXに引き続き注目していきましょう。

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