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同時期でのロケット打ち上げ計画【週刊宇宙ビジネスニュース 12/17~12/23】
一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを厳選してお届けする連載「週刊宇宙ビジネスニュース」は毎週月曜日更新!
ロケット打ち上げ計画をまとめてくれているサイトに、Spaceflight nowというものがあります。
先週は24時間以内に5機のロケットが打ち上げる予定とのことでニュースにもなりましたが、上記のように、多くのロケットは打ち上げが延期されてしまいました。
今週は多くのロケットが延期になってしまったということで、ロケットの打ち上げ延期の要因と影響について紹介します。
打ち上げ延期の要因には、天候不良などのどうしようもできない理由もありますが、ロケット構成要素のトラブルが理由となっている場合もあります。
ロケットの構成部品は、例えばH2Aロケットの場合には、100万点にも上がると言われています。
周辺環境が要因の場合もありますが、このように構成要素が多くなると、一品モノに近い形で製造されるロケットの場合には検証が十分ではないこともあり、そのために打ち上げ直前にトラブルが発生して打ち上げが延期する場合もあるのです。
この打ち上げを評価するひとつの指標として、「オンタイム打上率」というものがあります。
衛星ミッションの高度化により、オンタイム打上率の高いことが求められるようになることもあろうかと思います。
打ち上げの成功率は上がり、コストも下がり始めている今、次のステップとしてオンタイム打上率が注目すべき指標になるかもしれません。
今後の打ち上げ予定が発表された際には、定刻通りに打ち上るかどうか、という観点でもぜひニュースを見てみてください。
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