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スペースプレーンを開発するSPACE WALKERが5.5億円を調達。技術実証や複合材事業へ投資【宇宙ビジネスニュース】
【2022年4月7日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
3月31日、サブオービタルスペースプレーンの開発を行うSPACE WALKER(スペースウォーカー)がシードラウンドで5.5億円を調達したと発表しました。SPACE WALKERはこれまでにも、プレシードラウンドによる資金調達を実施していて、累計の調達額は12.16億円となりました。
引受先は、マネックスグループ代表執行役CEOの松本大氏やミクシィの取締役会長執行役員である笠原健治氏、ABBALabの縣ニキ氏、「KIBO宇宙放送局」で知られるバスキュールの代表取締役の朴正義氏を始めとする個人投資家が中心です。
SPACE WALKERは、2021年に高圧タンクの開発・製造を手がけるCoMReD(コムリード)を吸収合併し、複合材事業に参入しました。今回調達した資金は、サブオービタルスペースプレーンの技術実証や商用機開発、複合材事業への設備投資などに充てられます。
複合材製容器は、脱炭素化社会の実現に必要な水素の貯蔵容器としても注目されています。代表取締役の眞鍋顕秀氏は、SPACE WALKERが開発しているスペースプレーンは再使用型であり、クリーン燃料を使用する予定であることにも触れた上で
「この度の資金調達により、宇宙開発にて培われた技術を地上への脱炭素化社会に貢献できる機会をいただき、複合材事業を新たに立ち上げることができました。より一層技術に磨きをかけ、宇宙のみならず陸海空の物理的経済領域にて、スペースウォーカーの社会への役割を果たしていき、次世代に引き継がれる企業へと成長させていきます」
とコメントしています。
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