ハワイアン航空がStarlinkの導入を発表。2023年から機内無料Wi-Fiを提供開始【宇宙ビジネスニュース】
【2022年5月2日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
ハワイアン航空がStarlinkの導入を発表。2023年から機内無料Wi-Fiを提供開始
ハワイアン航空が、SpaceXが提供する衛星通信サービスStarlinkと契約し、2023年以降乗客への無料Wi-Fi提供を開始すると発表しました。Starlinkが大手航空会社と契約するのは今回が初めてです。
ハワイ諸島と米国本土・アジア・オセアニアを結ぶ航空機にはこれまで機内Wi-Fiの提供が行われていませんでした。まずAirbus A330およびA321neo航空機に導入され、ハワイアン航空の多くの航空機にStarlinkによる衛星通信サービスが搭載される計画です。まずは同社の航空機にStarlinkのアンテナの設置が開始され様々な試験を実施していく予定です。
ハワイアン航空のCEOであるPeter Ingram氏は、今回の契約について以下のコメントを発表しています。
When we launch with Starlink we will have the best connectivity experience available in the air. Our guests can look forward to fast, seamless and free Wi-Fi to complement our award-winning onboard Hawaiian hospitality.
(訳:Starlinkの衛星通信サービスを導入することにより、上空で最高のWi-Fi環境を実現することができます。ハワイアン航空のお客様へ、受賞歴のあるハワイアン航空のホスピタリティに加え、高速でシームレスな無料Wi-Fiを提供します。)
4月21日にもStarlink衛星53機を打ち上げたSpaceX。現在軌道上には約2300機のStarlink衛星があります。ハワイアン航空をはじめ多くの企業がStarlinkのような新興の通信衛星サービスを活用していくことが増えていくかもしれません。
衛星通信コンステレーションサービスとしてサービス拡大を進めるStarlinkに引き続き注目です。
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