6月21日、Sierra Spaceは開発中の宇宙往還機「Dream Chaser ®（以下ドリーム・チェイサー）」の着陸候補地にアメリカ・ニューメキシコ州にあるSpaceport Americaが加わったことを発表しました。Dream Chaser は、ISSへの物資補給ミッションでの利用が予定されている再使用型の宇宙船です。

輸送事業者にとって、着陸可能なスペースポートの確保は、輸送サービスの柔軟性の向上に繋がります。

Sierra Space は、2021年6月にイギリスのSpaceport Cornwallと提携し、ドリーム・チェイサーの着陸可能性の検討を開始。さらに、2022年2月には、大分県と総合商社の兼松とパートナーシップを締結し、大分空港をドリーム・チェイサーのアジア拠点として活用するための検討を進めると発表していました。

今回Spaceport Americaが、輸送の需要が大きいアメリカの商業宇宙港が着陸候補地に加わったことは、事業に与えるインパクトも大きいと考えられます。

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参考

Sierra Space and Spaceport America Sign Agreement on Landing Site for Dream Chaser® Spaceplane