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AWS Ground Stationが11局目となる地上局をシンガポールに開設【宇宙ビジネスニュース】
【2022年8月1日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
AWS Ground Stationが11局目となる地上局をシンガポールに開設
Amazon Web Services(以下:AWS)が、衛星地上局サービスであるAWS Ground Stationの11局目となる地上局を、シンガポールに開設すると発表しました。
AWS Ground Stationは、従量課金制で、衛星事業者がAWSの地上局にクラウドベースでアクセスし、衛星通信を行うことが可能なサービスです。AWS Ground Stationを活用することで、衛星事業者は独自の地上局インフラを構築及び管理する必要が無くなります。
今回の発表で、AWS Ground Stationが運用する地上局は、
北米(オレゴン・オハイオ・ハワイ)、南米(プンタアレナス)、欧州(アイルランド・ストックホルム)、アフリカ(ケープタウン)、中東(バーレーン)、アジア太平洋(シドニー・ソウル・シンガポール)の11局となります。シンガポールの地上局は、アジア太平洋地域としても、低緯度地域としても3局目の地上局となります。
シンガポールの地上局が追加されることで、低軌道衛星との接続に必要な時間が短縮され、衛星のダウンリンクを行う衛星事業者の利便性が向上するとのことです。
ITジャイアントであるAWSが取り組むAWS Ground Station。GSaaS(Ground Station as a Service)サービスとして拡大を進めるAWS Ground Stationに引き続き注目です。
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参考記事
AWS Ground Station announces a new antenna location in the Asia Pacific (Singapore) Region