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宇宙往還が可能な輸送システムの実現を目指すスタートアップ・将来宇宙輸送システムが資金調達3億円【宇宙ビジネスニュース】
【2022年9月9日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
9月1日、将来宇宙輸送システムがインキュベイトファンドによる第三者割当増資により3億円を調達したと発表しました。
将来宇宙輸送システムは、高頻度往還型宇宙輸送システムの実現性や、実現に必要な事業計画や技術戦略を企画立案することを目的として、2022年5月に設立された日本のスタートアップです。有人宇宙輸送を民間主導のビジネスとして実行することのできる環境作りを目指す宇宙旅客輸送推進協議会の提言を踏まえて設立されました。
同社の代表取締役である畑田康二郎氏は、経済産業省から内閣府宇宙開発戦略推進事務局に出向し、宇宙活動法の制定や宇宙産業ビジョン2030の策定、宇宙ビジネスアイデアコンテストS-Boosterの創設などを実施した経験があります。
代表取締役の畑田氏は、
「今回の資金調達により、中核となるエンジニアの採用を加速して、将来あるべき宇宙輸送サービスに向けたシステム成立性の検討や、抜本的に低コスト化した宇宙旅行などの革新的なサービス実現に向けて必要となる技術要素の洗い出しなど計画の具体化を実施します」
とコメントしています。
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