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Blue Originがチケット販売を延期【週刊宇宙ビジネスニュース 1/7~1/13】

2019年1月8日、Blue Originは自社の有人宇宙船NewShepardのチケット販売を延期することを発表しました。同社は現在、安全性向上のためのテスト飛行に専念しているとのことです。

ブルーオリジン社のニューシェパード Credit : SPACENEWS

2019年1月8日、Blue Originは自社の有人宇宙船NewShepardのチケット販売を延期することを発表しました。同社は現在、安全性向上のためのテスト飛行に専念しているとのことです。同社が行った2018年のテストフライトでは到達高度100kmを叩き出しており、競合のVirgin Galacticよりも約20kmほど高高度に到達しています。

Blue Origin同様、商用有人宇宙飛行を試みるVirgin Galactic社は昨年12月に同社の有人宇宙船「Space Ship Twoのテスト飛行で宇宙空間に到達し、無事帰還を果たしました。到達高度は80kmを超えています。今後、同社会長が自らテストフライトを行い安全性を確認する予定のようです。Blue Originがチケット販売を延期する方針に対して、Virgin社はテストフライトを続けている現段階ですでにチケット販売を行っています。

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Blue OriginのAriane Cornell氏は社員に、開発はレースではない。と伝えているそうです。確固たる安全が確立されるまではチケット販売は開始しない方針だそう。

そのほかにも、SpaceX社のStarshipで株式会社ZOZO代表取締役の前澤社長が2020年半ばにフライトが決定しているなど、商用宇宙船の競争が激化しています。

一般人が当たり前に宇宙に行くようになると、それに付随して人間が生活するために必要なサービスの需要が高まっていくはずです。有人宇宙開発が進めば進むほど、また新たな市場拡大に繋がるでしょう。

安全性が確実になるまで、チケットの値段も公開しない戦略をとるBlue Originと、すでにチケットを販売し、顧客獲得を進めながら安全性の高い機体開発に取り組むVirgin、どちらのマーケティングが吉と出るのか、今後注目です。

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