ニュース
宇宙状況監視(SSA)サービスを開発するカナダ企業NorthStarが約46億円を調達。23年半ばに衛星を打ち上げへ【宇宙ビジネスニュース】
【2023年1月9日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
1月5日、宇宙状況監視(SSA)サービスを開発するカナダのベンチャーNorthStar Earth & Space(以下NorthStar)がシリーズCラウンドで、3500万ドル(約46億円)を調達したと発表しました。
アメリカの投資会社Cartesian Capital Groupがリードインベスターを務めたほか、カナダの通信企業Telesystem Spaceやルクセンブルク・フューチャー・ファンド、ケベック州政府、2022年3月に提携を発表した衛星通信企業SESらが出資しました。
今回調達した資金を宇宙状況監視サービスの事業化やそのほかのサービス開発の加速に充てられます。
NorthStarは衛星と地上で取得するデータを組み合わせて宇宙状況監視を実施します。Spire Globalが開発した宇宙状況監視専用の衛星24機によるコンステレーションの構築を計画していて、最初の3機は2023年半ばにVirgin Orbitによって打ち上げられる予定です。
宙畑編集部のおすすめ関連記事
ニュース
宙畑編集部
カナダのNorthStar Earth & SpaceがSESと提携。宇宙状況監視(SSA)サービス開発を加速【宇宙ビジネスニュース】
ニュース
宙畑編集部
ルクセンブルク政府も宇宙状況監視(SSA)に熱視線。カナダのNorthStar Earth & Spaceに出資【宇宙ビジネスニュース】
ニュース
宙畑編集部
カナダのNorthStar Earth & Spaceが海上の環境モニタリングシステムの構想を発表【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/7/19〜7/25】
今週の宇宙ニュース
ニュース
宙畑編集部
月面探査車YAOKIを開発するダイモン、月輸送企業Intuitive Machinesと契約。23年後半に月面へ。OEM事業も開始【宇宙ビジネスニュース】
ニュース
宙畑編集部
Voyager Spaceらが開発する商業宇宙ステーション「Starlab」にAirbusが参画。ESA加盟国へのサービス提供目指す【宇宙ビジネスニュース】
ニュース
宙畑編集部
衛星通信がAndroidスマホでも利用可能に。QualcommとIridiumがサービスを発表。SOS発信での利用に期待の声【宇宙ビジネスニュース】
参考
NorthStarの宇宙状況認識サービス2023年にVirgin Orbitによって開始
Spire Globalは、専用のコンステレーションに関する、NorthStar Earth & Spaceとの画期的なSpace-as-a-Service(衛星サービス)契約を発表しました