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スペインが宇宙機関を設立へ。科学・イノベーション担当大臣は雇用創出への期待を説明【宇宙ビジネスニュース】

【2023年3月13日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

3月7日、スペインの閣僚評議会は国家宇宙機関の活動を規定する法令を承認したことを発表しました。これにより、スペイン宇宙機関の創設されることになります。

同国の科学・イノベーション担当大臣であるダイアナ・モラント氏は、スペイン宇宙機関について「(宇宙開発に参画する)機会や質の高い雇用を生み出す重要な部門に対する政府の確固たるコミットメントを果たす国家プロジェクトです」だと説明しました。

モラント氏によると、スペイン宇宙機関の初期予算は7億ユーロ(約1000億円)。さまざまな省庁から、高度な資格と専門的なキャリアを持つ75人が参画する計画であることを話しました。

スペインは、1975年にESA(欧州宇宙機関)に設立メンバー国として加盟しており、2019年からの年間拠出額を50%増加させるなど、航空宇宙分野に注力していきたい姿勢を見せていました。

2022年に発表されたESAの宇宙飛行士試験の結果では、2人のスペイン人が候補者として選ばれたほか、2030年に開始される予定のダークマター(暗黒物質)を研究するESAの科学ミッション「ARRAKIHS」は、スペインが主導することが決まっています。ESAの科学ミッションを同国が主導するのはARRAKIHSが初めてです。

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参考

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