宙畑 Sorabatake

衛星データ

宇宙ビジネス起業連載vol.1、プロローグ「2017年編集会議にて」

宙畑有志メンバーで宇宙ビジネス起業に向けて動き出し、実際に起業するまでの記録連載「宙畑編集部、宇宙ビジネス起業への道」の第1弾です。

皆さんこんにちは! 当メディア「宙畑-sorabatake-」で編集長を務めている中村です。

さて、宙畑は2018年12月18日より、経済産業省から委託された「平成30年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」の一環である衛星データプラットフォーム【Tellus】の公式オウンドメディアとしてリニューアルをしました。

一方で、宇宙ビジネスへの期待が世間ではますます高まる中、宙畑編集部では「宇宙ビジネスの情報を発信するメディアであるにも関わらず、実際にビジネスをやらないのはダサいのでは?」という懸念が生まれてきました。

そこで、宙畑編集部メンバーの有志で、今まで宇宙ビジネスの情報発信を行ってきた知見を活かし、2019年実際に新たな宇宙ビジネスとして起業することに挑戦します!

本記事は、会社設立など全く経験のない中、有志で集まった宙畑メンバーが、実際に宇宙ビジネスとして起業できるのかどうかを追った連載企画第1弾です。

kido人物紹介:城戸

宙畑のChief Sense Officer 、城戸。
主人公タイプでぐいぐい周囲を巻き込む、パリピ

nakamura人物紹介:中村

宙畑の妄想アイディアマン、中村。
一人、自由に始めた企画は数知れず。

muta人物紹介:牟田

宙畑の毒舌姐御、牟田。
会話はテンポが命、空気読まずにズバズバと辛辣にモノを言う。

tanaka人物紹介:田中

宙畑の超高性能検索エンジン、田中。
抜群の調査能力は、もっぱら美味しい飲食店の抽出にのみ利用される。

sugaya人物紹介:菅谷

宙畑の癒し系お兄さん、菅谷。
穏やかそうに見えて、アツイ心の持ち主。星空と猫の話は始めると長い。

(1)2017年12月xx日の編集会議での一言

時はさかのぼり、今から約1年以上も2017年の年の瀬のこと。宙畑編集部は、今年起こった宇宙ビジネスのハイライトについて振り返る「2017年のまとめ記事」についての打ち合わせをしていました。

中村:2017年はMOMO初号機の打ち上げが日本にとっては大きいニュースだったし、小型ロケットの話題を取り上げていいかも。

田中:あー、たしかに。せっかくなら大型ロケットがどのような展開を見据えてるかも紹介できるといいかもね。価格競争激しくなってるよみたいな。

菅谷:僕はコンステレーションかなー。地球観測でも通信衛星でもコンステレーション熱は高まり続けているし、「宇宙利用ベンチャーは大手衛星メーカーと組んで衛星を60機を製造」の記事も読者の反応良かったよね。

牟田:通信コンステレーションの影響もあるけど、私は既存の通信衛星の落ち込み取り上げたいなー。

城戸:反対にispaceやインフォステラが資金調達に成功したり、日本は投資熱高まっているよね!

田中:日本は今が宇宙ビジネスブーム熱が最も高まっているフェーズで、アメリカは成熟期に入ってきているだけかもね。この投資熱が高まっているときに日本の宇宙ビジネスがなんとか花開かないと日本は厳しいかも。

菅谷:宙畑が宇宙ビジネスを盛り上げる起爆剤になれると楽しいよね。

中村:もっと宇宙ビジネス盛り上げるための情報をこれからもどんどん発信していきたいですね!

牟田:というか私たちさぁ、宇宙ビジネスをもっと盛り上げようと情報発信してるけど、実際に宇宙ビジネスやってるわけじゃないから説得力なくない?

城戸:……たしかに。でも、宇宙ビジネスのハードルを下げてもっと盛り上げようとしている私たちが、率先して宇宙ビジネス起業して楽しそうにしてたら面白いね。もっと宇宙ビジネス起業したいと思う人が増えるかも!笑

牟田exactly

(2)宇宙ビジネス起業検討「初期投資ほぼなしで何ができる……?」

こうして「情報発信だけは嫌だ!」と宇宙ビジネスをはじめることを決めた宙畑編集部。宇宙ビジネスと一言に言っても様々な事業モデルがあります。実際に何をやるか、まずは宙畑で作った業界マップを参考に決めることにしました。

Q.業界マップとは?

宇宙ビジネスについて理解促進のため、宙畑が作成した宇宙業界地図。どのような企業がどのような分野で宇宙ビジネスに取り組んでいるのか、大きく「宇宙製造・インフラ」「宇宙利用」「宇宙探査」の3つに分けて現状の宇宙ビジネスを説明しています。

牟田:ロケット作る?

田中:莫大なお金を集めなきゃだね笑 ロケット製造できる人も誰もいないからなー。

一言宙畑メモ①:ロケット製造ベンチャーの資金調達

現在小型ロケットベンチャーのトップランナーであるRocketLabは、2017年3月時点で資金調達総額は1億4800万米ドル(日本円で約162億円)でした。

牟田:衛星作る? これも打ち上げまで考えると最低でも数億円は必要だけれど。

中村:うーーーん、これもまたものすごい初期投資が……。

一言宙畑メモ②:衛星製造ベンチャーの資金調達

日本の宇宙ベンチャー、アクセルスペースは2015年11月に「シリーズA投資ラウンド」から約18億円の資金調達を受けており、2018年12月には、シリーズB投資ラウンドにおいて約25.8億円の第三者割当増資を実施しました。

城戸:通信サービスはどうかな?

田中:通信サービスは通信衛星を持っていないと辛いんじゃない? それにすでに通信コンステレーションは動き始めている会社も多いし、僕たちだけで立ち向かうのは難しいかも……。

牟田:地球観測の画像サービスなら無料で提供されているものもあるし、アイデア次第でチャンスあるかも。

田中:実際に日本でも最近は「石油タンクの貯蔵量」「小売店の駐車場の駐車台数から売り上げ予測」とか、事例紹介が増えているしね。

菅谷:地球観測のデータはまだまだ未開の業界もたくさんあるから考えるのも絶対面白いと思う。

牟田:ただ、やるにしてもまだまだ地球観測については解析方法知らないし、実際に何ができて、なにができないのか、もっと宙畑で勉強したほうがいいかもね。

中村:では、宙畑編集部で勉強もかねて地球観測データで何ができるのかを考えて、できそうなものからやってみた結果を記事にしてみますか。次回時間をとって衛星データ利用のアイデアを出し合いましょう!

(3) 次回、衛星データ利用アイデア会議

今回は宙畑編集部が宇宙ビジネスを起業しようと志すまでの1年前の出来事を紹介しました。次回、第2弾は衛星データ利用のアイデア出しを行った後日の編集会議の模様と、そこで出た具体的なアイデアを一部ご紹介します。

衛星データを利用した新たなビジネスを考え続けた2018年。そして2019年、宙畑編集部は新たな仲間を増やし、様々な方の力を借りながらも本当に宇宙ビジネスとして起業できるのか?

その模様を宙畑自らがご紹介していきます! 次回をどうぞおたのしみに!