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H3試験機2号機、性能確認用ペイロードと超小型衛星の相乗り搭載を検討。JAXAが情報提供を要請【宇宙ビジネスニュース】
【2023年6月12日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
6月5日、JAXAの新規事業促進部は、H3ロケット試験機2号機に超小型衛星相乗りの実現性について確認を進めるための情報提供を企業や大学などに要請しました。
H3ロケット試験機2号機には、先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)が搭載される計画でした。
しかし、試験機1号機の打ち上げ失敗を踏まえて、だいち4号の搭載を見送り、ロケットの性能確認用ペイロードを搭載する方針が5月に開催された文部科学省の宇宙開発利用部会で了承されました。同時に影響のない範囲で超小型衛星を相乗りさせる可能性も検討されています。
JAXAによる情報提供の対象となる衛星の条件は以下の通りです。
(1) 50kg級の超小型衛星、または、3Uサイズ(または、6Uサイズ)の CubeSat であること。
(2) 情報提供の時点で、衛星の開発が完了していること。
(3) 総務省への無線局免許取得にあたっての事前調整がなされていること。
(4) 2023 年秋頃の衛星引き渡しを想定し、事前の準備作業に対応可能なこと。
今後は、必要に応じて情報提供者と情報交換を行い、それを踏まえたJAXA内検討を実施したうえで搭載候補を決定する予定だといいます。
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