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経営不振の小型ロケットベンチャーAstra Spaceが約20億円を調達【宇宙ビジネスニュース】
【2023年11月20日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
11月6日、小型ロケットを開発するアメリカのベンチャーAstra Space(以下Astra)が、初期の投資家の関連企業2社から1,340万ドル(約20.3億円)を調達することを発表しました。
Astraは2021年7月にNASDAQ市場に上場しましたが、打ち上げの失敗が続き、経営不振に陥り、2023年8月には従業員の解雇に踏み切っていました。
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10月にアメリカ証券取引委員会に提出した報告書には、1,500万ドルから2,500万ドルの資金調達を予定していることが記載されていました。
なお、11月16日に発表された第3四半期の決算報告では、電気推進エンジンの販売事業においてエンジン8基を納品したことや2件の新規契約を獲得し、契約金が合計1,170万ドル(約17.5億円)に上ることが説明されています。
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参考
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