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Rocket Lab、打ち上げを3か月ぶりに再開。QPS研究所の小型SAR衛星5号機の打ち上げが成功【宇宙ビジネスニュース】
【2023年12月18日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
12月15日、QPS研究所の小型SAR衛星5号機「ツクヨミ-I」がRocket LabのロケットElectronによって打ち上げられました。QPS研究所は、軌道投入の40分後にツクヨミ-Iとの初交信が無事に成功したことを報告しています。今後はアンテナの展開や初画像の取得を目指していくということです。
Rocket Labは9月19日に実施したElectron によるCapella SpaceのSAR衛星「Acadia」2号機の打ち上げに失敗し、原因究明や対策のために打ち上げを中断していました。調査の結果、失敗の原因は第二段エンジンに電力を共有するバッテリーがショートしたことだと判明しました。今回は9月以来、約3カ月ぶりのElectronの打ち上げでした。
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Rocket Lab、Electronの打ち上げが失敗。Capella SpaceのSAR衛星が消失【宇宙ビジネスニュース】
今後は延期となっていた衛星の打ち上げが順次実施されていくのではないかと見られます。
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参考
2023年12月15日(日本時間)にQPS-SAR 5号機「ツクヨミ-I」が打上げられ、初交信に成功しました
Rocket Lab Sets Next Electron Launch Window, Provides Update on Anomaly Review