宙畑 Sorabatake

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<写真で見る宇宙ビジネス最前線>アクセルスペースの実証衛星初号機「Pyxis」出荷作業を密着取材

【2024年1月24日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

1月17日、アクセルスペースの実証衛星初号機「Pyxis」が出荷されました。

Pyxisのミッションは、同社の衛星プロジェクトに関わる長く複雑なプロセスをパッケージ化するサービス「AxelLiner」における100kg級小型衛星向けの汎用バスシステム「Bus-N」の実証、地球観測衛星GRUSの次世代機に搭載するセンサの実証、ソニーグループの衛星無線実験装置による通信システムの技術実証の3つです。

2024年第一四半期にSpaceXのFalcon9によるライドシェアミッションで打ち上げられる予定で、航空機でアメリカに輸送されます。

写真特集

クリーンルームで衛星を梱包する様子。特注のカバーをかぶせていきます。
手作業でしっかりとカバーを固定します。
衛星をクリーンルームから運びだし、カバーの上からさらに重ねて梱包していきます。
まるで国際線に搭乗する際に預けるスーツケースのようにラッピングされました。
エレベーターで衛星をオフィスの1階まで下ろし、輸送するトラックまで運びます。安全のためスタッフが交通整理行います。
トラックのなかで衛星が動いてしまわないよう、しっかりと固定します。
AxelLiner実証衛星初号機Pyxisプロジェクトマネージャの杉本和矢さんは「衛星開発に携わるのは今回が初めてで、自分の子供の入学式のような気持ちで感慨深いです」とお話してくださりました。

参考

アクセルスペースの「AxelLiner」実証衛星初号機Pyxisの 軌道上実証に向けてソニーグループ株式会社と共同研究を実施