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パナソニックの超小型衛星が宇宙へ。円形型リチウムイオン電池など民生品を宇宙転用できる可能性を検証【宇宙ビジネスニュース】

【2024年4月15日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

4月11日、パナソニック ホールディングスと同社の関連会社のパナソニック オペレーショナルエクセレンスが、九州工業大学との共同研究にて設計・製造した3Uの超小型衛星「CURTIS」がISSから放出されました。

CURTISにはパナソニックグループが取り扱っている円形型リチウムイオン電池や車載カメラ、電子回路基板材料が搭載されています。これらは宇宙空間での利用を想定した信頼性試験や真空環境での動作試験を完了させており、今後約1年間の運用を通じ宇宙空間での技術実証を行い、宇宙用途として転用できる可能性を検証するということです。

さらに、組み立て容易な衛星として設計した、超小型衛星そのものの動作実証やモバイル端末や小型軽量化が求められる製品群で培った高密度回路設計技術・実装技術を用いて人工衛星の基本のバス部を小型化し、ミッション部の容積を拡大した技術の実証なども行われる予定です。

パナソニックグループは、実証を通じて得られた技術データを活用して、コンポーネンツの提供を目指す考えです。また、超小型衛星はバス衛星として宇宙での技術実証やサービスを行う事業者との協創を通じて活用するとともに、今後はより多くのミッションを行うことが可能な6Uや12Uサイズなど大きな衛星への展開を進めていくということです。

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参考

超小型人工衛星「CURTIS」を国際宇宙ステーションから放出し、宇宙空間で技術実証を開始

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