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米国人以外で初、日本人宇宙飛行士2人が月面へ。日米両政府が合意。日本は与圧ローバーを提供【宇宙ビジネスニュース】

【2024年4月15日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

4月10日、盛山正仁文部科学大臣とビル・ネルソンNASA長官との間で「与圧ローバによる月面探査に関する文部科学省と米航空宇宙局の実施取決め」が署名され、NASAは将来のアルテミス計画において、日本人宇宙飛行士による月面着陸の機会を2回提供することが規定されました。また、日本は与圧ローバの提供を担います。

与圧ローバによる月面探査の実施取決め署名式 Credit : 文部科学省

日本人宇宙飛行士の月面着陸については、ホワイトハウスで行われたバイデン大統領と岸田首相の会談で取りまとめられた共同声明においても確認され、岸田首相は「私が米国で過ごした1960年代前半は、米国の宇宙開発の黎明期でした。私も米国で宇宙への壮大な挑戦に胸を躍らせた一人です。」「アルテミス計画において、日本人宇宙飛行士が米国人以外で初めて月面に着陸できることを歓迎します。」と述べています。

また、JAXAの宇宙飛行士・星出彰彦さんは

「月面有人探査の次の大きな一歩となる、『与圧ローバによる月面探査の実施取決め』が締結されました。人類の活動領域を更に拡大し、月面での活動を持続的に維持するのに必要となる、極めて重要な機能を日本が担うことになります。誰もまだ経験したことのない新しいチャレンジになりますが、これまで日本が蓄積してきた技術を結集し、JAXA 宇宙飛行士の一員としても、世界中の関係者と力を合わせて貢献していきたいと思います」

とコメントを寄せました。

なお、今回の取決めは、2023年1月に日米政府間で締結した「日・米宇宙協力に関する枠組協定」の下で署名される、初めての実施取決めです。この協定により、日米両国が平和的目的のための宇宙協力を行う際の基本事項が定められ、日米の宇宙機関間の協力活動が迅速かつ効率的に進められるようになりました。

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今週の宇宙ニュース

参考

日米共同記者会見

「与圧ローバによる月面探査に関する文部科学省と米航空宇宙局の実施取決め」への署名

国際宇宙探査(与圧ローバによる月面探査の実施取決めの署名について)

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