宙畑 Sorabatake

ニュース

総来場者数11,588人、宇宙ビジネスの展示会「SPEXA」事後レポート

4月24日から26日にかけた宇宙ビジネスの大規模な展示会「SPEXA」について、現地で感じたことや宙畑として出展したことについて簡単にまとめました。

4月24日から26日にかけて、東京ビッグサイトでSPEXAが開催されました。主催のRX Japanによると、SPEXAには総勢11,588名の人が来場したとのこと。当初は10,000人を想定していたそうで、想定を超える反響だったようです。

(1)70以上の豪華登壇者によるカンファレンスと80を超える出展社

想定を超える反響だった要因は様々考えられますが、ひとつには豪華登壇者が集う70以上ものカンファレンスがとても盛り上がっていたことが考えられます。会場には4つのカンファレンス会場があり、気になる内容のカンファレンスが目白押し。筆者が会場を訪れたときはほぼすべてのカンファレンスで席が満席でした。

また、出展社も80を超えており、NECやスカパーJSATといった古くから宇宙産業に関わるキープレイヤー、Ridge-iやQPS研究所といった2023年に上場した宇宙ベンチャー、宇宙産業に携わる地方自治体、これから宇宙産業に参入しようとする企業、3D加工技術を保有していたり太陽光パネルの製造といった宇宙産業において重要な技術をアピールしたい企業……など、様々なプレイヤーが出展していました。

(2)宙畑ブースでは業界マップと衛星データ利用のパネルを展示

ちなみに、SPEXAと宙畑のコラボブースが入口近くにあり、宙畑が毎年実施している宇宙ビジネス企業様へのアンケート企画「ゆく年くる年」のQRコードを掲載したウェルカムパネルや宇宙ビジネスの種類をまとめた「宇宙ビジネス業界マップ」のパネル、衛星データ利用事例をまとめたパネルと3種のパネルを展示していました。

ありがたいことにパネルからQRコードを読み取っていただく方やパネルそのものを写真で撮影いただく方も多くいらっしゃいました。

撮りそびれたという方がいらっしゃいましたら、以下より閲覧とダウンロードが可能ですので、ぜひご覧ください。

宙畑がパネルで展示していた3本の記事

(3)Tellusのブースには衛星データビジネスに関心を持つ人が絶え間なく来場

また、衛星データプラットフォーム「Tellus」と宙畑の運営を行う株式会社Tellusもブースをかまえていました。

株式会社Tellusは、これまでさくらインターネットが開発・運営していた「Tellus」の事業を分社化した会社です。2024年4月から本格的に操業しています。

今回のSPEXAのブースでは、Tellusの事業説明や衛星データの閲覧・取得・解析が行えるTellus TravelerTellus Satellite Data Master with QGISについてのパネル展示のほか、デモ動画の上映などを行っていました。

Tellusに搭載されている衛星データに関心がある方や、ビジネスモデルに興味を持っている方、最新の衛星データビジネス事例を知りたい方、事業創出の仕方に悩んでいる方など、宇宙業界の方だけではなく様々な業界の方がブースに訪れていて、積極的な意見交換が行われていたようです。

(4)IT Weekとの同時開催で人材の流動が

今回、初めて開催されたSPEXAを訪れて宙畑が注目したのは、その出展社数とカンファレンスの豪華さや来場者数だけではありません。

SPEXAを運営するRX Japanは、SPEXAの開催期間にIT Weekを同会場である東京ビッグサイトで同時開催していました。そのため、IT Weekを目的として訪れた方がSPEXAの展示にも興味を持ち来場していたという異業種の交流が行われていたことも興味深いポイントでした。

宇宙ビジネスはロケットの開発や月面探査、はやぶさ2のような小惑星探査等、宇宙へのアクセス手段や宇宙空間で何をするのかというイメージが強くありますが、市場規模の7割を占めるのは人工衛星サービス関連であり、非宇宙分野との関わりがとても大事なビジネスです。

そのため、非宇宙企業との交流はとても重要なポイントであり、その点RX JapanがSPEXAと同時開催するイベントによって新しい化学反応が何か起こるのではないかという期待が開催期間はありました。

(5)次回は2025年7月、規模は1.5倍に。すでに展示予約も

第1回SPEXAについて、RX Japanの担当者からは以下のようなコメントをいただきました。

「想定(当初は1万人想定)よりも多くの方にご来場いただきました。また、今回宇宙ビジネスの参入に関心のある異業種からの来場も多く、宙畑様とのコラボコーナーも終日盛況でした。他にも、フジテレビの日曜報道の取材に来ていただく等、100名近くのメディア関係者の方にも取材をしていただき非常に宇宙ビジネスの広がりを体感いただける展示会になり、心より嬉しく思っております。」

すでにSPEXAの第2回の実施も決まっており、2025年7月30日から8月1日の3日間にわたって開催されるようです。筆者が伺った際はすでにいくつかのブースは予約が埋まり始めていました。

規模も第1回からさらに大きく1.5倍となるそう。宇宙ビジネスの盛り上がりをより体感できるイベントとなることに期待が高まります。