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衛星通信会社Intelsat、静止軌道衛星の寿命延長サービスの契約を延長。計9年延長へ【宇宙ビジネスニュース】
【2024年5月27日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
5月23日、衛星通信会社Intelsatは、SpaceLogisticsに軌道上の衛星に燃料を補給することで衛星の寿命を延長させるサービス「Mission Extension Pod(MEP)」を発注したことを発表しました。
SpaceLogisticsは大手航空宇宙企業Northrop Grummanの子会社です。2004年に打ち上げられたIntelsatの静止軌道通信衛星「IS 10-02」に、2020年にMission Extension Vehicle-2 (MEV-2)をドッキングさせ、IS 10-02の寿命させることに成功しました。
当時の契約では、MEV-2はIS 10-02に5年間サービスを提供した後、ドッキングを解除して離れ、新たなミッションのためのサービスの提供を行う予定でした。今回の契約でさらに4年間IS 10-02の寿命を延長するサービスを受けることとなりました。
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参考
Northrop Grumman Expands Satellite Life-Extension Services
Intelsat to Extend Life of Additional Satellites with Mission Extension Vehicles