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三井住友銀行と三井住友海上が宇宙スタートアップ支援に向けて協業へ【宇宙ビジネスニュース】
【2024年7月1日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
6月28日、三井住友銀行と三井住友海上火災保険(以下、三井住友海上)は、宇宙関連スタートアップ企業の支援に向けた協業の基本合意書を締結したことを発表しました。
三井住友海上は、打ち上げから宇宙に到達するまでの衛星の損害を補償する「打ち上げ保険」やロケットの打ち上げや衛星の運用によって生じた第三者への損害賠償責任をカバーする「宇宙賠償責任保険」などを提供しています。
2022年7月にはJAXAと宇宙旅行保険事業に関する共創活動を開始しており、同年10月にはispaceと共同で、月面ビジネスの打ち上げから月面着陸までにおいて発生するリスクを補償する世界初の「月保険」を開発していました。
今回の協業の概要には、三井住友海上の宇宙保険でリスクヘッジを図りながら、三井住友銀行のファイナンスで事業拡大を図る宇宙スタートアップ向けのファイナンス支援策の検討などが挙げられています。
協業の背景には、宇宙技術戦略の策定や宇宙戦略基金の設立など、日本の宇宙産業の発展およびスタートアップエコシステムの拡大に向けた取り組みが加速していることあると説明しています。
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