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宇宙用レーザー技術開発のOrbital Lasersがシードラウンドで9億円を調達。商業化に向けて研究開発を加速へ【宇宙ビジネスニュース】
【2024年12月16日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
宇宙用レーザー技術を開発するOrbital Lasers は12月11日、シードラウンドにおいて、コンバーティブル・エクイティとして、スカパーJSAT、東京大学協創プラットフォーム、SMBCベンチャーキャピタルから総額9億円の資金調達を完了したことを発表しました。
宙畑メモ:コンバーティブル・エクイティ
新株予約権を発行して、資金調達を行う方法のことです。スタートアップ企業が行う資金調達方法の一つ。
Orbital LasersはスカパーJSAT発スタートアップとして2024年1月に創業しました。理化学研究所と共同で開発した小型かつ高効率な宇宙用レーザー技術を開発し、地表面の高さを高精度に計測する衛星LiDAR(ライダー)事業やスペースデブリ除去事業を進めています。
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スカパーJSAT発ベンチャーOrbital Lasers、レーザーで挑む「スペースデブリ除去」と「高精度な地表面情報取得」の2つの新事業
今回調達した資金について、Orbital Lasersは「当社事業の商業化に向けて宇宙用レーザーの研究開発をさらに進めていくとともに、エンジニアを中心に人材を拡充し、当社事業の成長を加速させてまいります」と述べています。
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