宙畑 Sorabatake

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大手ICT企業ハンコムとSpireが提携。韓国の民間初の商業衛星ミッション実施へ【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/8/9〜8/15】

一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを厳選してお届けする連載「週刊宇宙ビジネスニュース」は毎週月曜日更新!

8月13日、船舶の位置情報や気象情報サービスを提供する超小型衛星事業者のSpire Global(SPIR)と韓国の大手ICT企業ハンコムグループがパートナーシップを締結したと発表しました。2社は共同で、韓国の民間企業としては初の商業衛星ミッションに取り組みます。

ハンコムグループは、車両や航空機、船舶、道路や建物の変化などを検出する画像解析サービスを、政府や企業向けに行っています。Spireが開発する光学衛星「HANCOM」を活用して、園芸を含む農業分野向けのサービス提供や画像解析事業の拡大する計画です。

さらに、ハンコムグループは、韓国でのSpireのサービス販売も行うということです。

近年、韓国では衛星事業に乗り出す企業が増えています。

航空機メーカーのKorea Aerospace Industries(通称KAI)は、2021年4月に5年間で1兆ウォン(約940億円)を衛星開発などの宇宙事業に投資すると発表しました。

アジアの中でもビッグデータの活用が進む韓国で、どのような衛星データのユースケースが生まれるか注目していきたいです。

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参考

Spire Global Partners with Hancom Group in First Commercial Satellite Mission for South Korea

Korea Aerospace Industries to invest $880 million to expand space business

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