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ISSで栽培したレタスを収穫、竹中工務店・キリン・JAXAらの共同研究に注目【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/10/18〜10/24】
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10月22日、JAXAはISSの「きぼう」日本実験棟で、密閉された袋のなかで野菜を栽培する「袋型培養槽技術」の実証実験を行ったことを発表しました。
この取り組みは、「宇宙探査イノベーションハブ」の公募に2017年に採択され、JAXAと竹中工務店、キリンホールディングス、千葉大学、東京理科大学が共同で研究を行ってきたものです。
宙畑メモ
「宇宙探査イノベーションハブ」は、JAXAの共同研究プログラム制度です。様々な分野の人材・知識を集めた組織を構築し、革新的な技術の開発と、得られた成果を宇宙利用に限らず、地上でも社会実装することを目指しています。
参考:探査ハブについて
袋型培養槽技術は、設備が簡易でメンテナンスしやすく、省エネルギー性があり、栽培する野菜を人数に合わせて調整することもできます。
今回の実証実験は、2021年8月27日から10月13日までの48日間行われ、レタスは袋のなかで順調な生育を続け、収穫されたということです。
共同研究に参画していた竹中工務店は宇宙空間での長期滞在に向けての“食と住”に関する技術開発、キリンホールディングスは植物大量増殖技術の開発にそれぞれ取り組んでいました。
実証実験の結果が企業や大学の取り組みをどのように加速させるのか、今後も注目していきたいです。
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