10月14日、経済産業省は「宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業（SERVISプロジェクト）」の一環で行う予定の衛星データを活用した地域の行政・産業の課題解決のための実証事業に向けた、情報提供と提案の募集を開始しました。

SERVISプロジェクトは、世界的な衛星コンステレーションビジネスの進展により、宇宙産業のゲームチェンジが起こりつつある中、日本の宇宙産業の自立性を維持する目的で立ち上げられた経済産業省の事業です。民生機器を活用した衛星の試験と開発、実証支援、衛星データ利用環境整備・ソリューション開発支援などが進められています。

今回募集されているのは、地域の行政・産業の課題とその課題解決に向けた衛星データの活用提案です。寄せられた情報と提案は、実証事業を実施する地域の選定や、優先的に購入する衛星画像を決定するのに利用されます。4地域程度が衛星データの購入および実証を行う地域として選定される予定です。

政府の衛星データは、頻度や解像度、種別が不足している一方で、これを補う商用の衛星データは高額であるため利活用が十分に進まない状況にありました。

そこで、政府が需要があると判断した商用衛星データを一括調達して衛星データプラットフォーム「Tellus」に搭載し、Tellus上でこれらの衛星データを用いた地域の行政・産業の課題解決のためのアルゴリズム・ソリューションの開発を支援しようというわけです。

国内の自治体においても衛星データの利活用が進む契機となるのではないでしょうか。

募集要項
募集ページから回答フォーマット（Word形式）をダウンロードいただき、必要事項をご記載の上、2021年11月30日（火）までに、経済産業省宇宙産業室 「衛星データ利活用」担当のメールアドレスあてにご送付ください。

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参考

地域の行政・産業の課題解決に向けた衛星データの活用に関する情報・提案を募集します

宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(SERVISプロジェクト)