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Rocket Lab、Electronの打ち上げが失敗。Capella SpaceのSAR衛星が消失【宇宙ビジネスニュース】
【2023年9月25日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
9月19日、小型ロケットによる輸送サービスを行うRocket Labが「Electron」を打ち上げましたが、第一段エンジンの分離後に不具合が発生して、ペイロードの軌道投入に失敗しました。
搭載されていたペイロードは、小型SAR衛星のコンステレーション構築を進めるCapella Spaceの第3世代SAR衛星「Acadia」の2号機でした。Capella SpaceはRocket LabのElectronロケットで合計4機のAcadia衛星を打ち上げる計画で、今回はその2回目でした。
Rocket Labは、「パートナーであるCapella Space社には、ミッション(衛星)を失ったことを深くお詫び申し上げます」とコメントしています。
今後、Rocket Labはアメリカ連邦航空局(FAA)や支援機関と緊密に協力し、打ち上げが失敗に至った原因究明に取り組むということです。また、2023年第3四半期末までに予定している次の打ち上げミッションは延期する見込みだと言います。
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参考
Rocket Lab Announces Launch Window for Next Capella Space Mission