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日米首脳会談の共同声明、アルテミス計画でのパートナーシップ継続を確認【宇宙ビジネスニュース】
【2024年2月10日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
2月7日、アメリカ・ワシントンDCで、石破茂内首相とドナルド・トランプ大統領による日米首脳会談が開催されました。
同日に発表された共同声明では、宇宙分野では
日米は、民生宇宙並びに航空、科学及び両国の宇宙飛行士が参加する国際宇宙ステーション(ISS)へのクルー10ミッション(※)や、アルテミス計画の将来のミッションでの月面探査を含む有人探査に係る強力なパートナーシップを継続する意図を有する。
※JAXAの大西卓哉宇宙飛行士とNASAおよびロスコスモスの宇宙飛行士による有人宇宙飛行ミッションのこと。
と言及がありました。
トランプ大統領は1月20日に4年ぶりに大統領に就任しました。同日の就任演説でトランプ大統領は「アメリカ人宇宙飛行士を火星へ送り、星条旗を立てる」と宣言。トランプ大統領が新設した政府効率化省(DOGE)のトップに任命されたイーロン・マスク氏が、月を経由せずに直接火星を目指す方針をXで発信していることもあり、今後のアルテミス計画に変更が生じるのではないかという憶測が飛び交っていました。
しかし今回の共同声明により、月面探査におけるパートナーシップの継続について確認されました。
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宙畑編集部