倍率6倍の機械学習セミナー再び!衛星データ解析講座「Tellus Satellite BootCamp」東京・大阪2地点開催!
本年度の衛星データ解析講座「Tellus Satellite Boot Camp」が開催日決定!概要と本ハンズオントレーニングで得られるスキルをご紹介します。
2018年度にも実施され、5会場、計165名の参加枠に対して1,000名を超える応募があった衛星データ解析講座「Tellus Satellite Boot Camp」。ついに今年の開催日が決定しました。
本記事ではその概要と「衛星データ」と「機械学習」の可能性、本ハンズオントレーニングで得られるスキルをご紹介します。
ハンズオントレーニング「Tellus Satellite Boot Camp」概要
開催日時/場所/イベント詳細ページ
-東京会場
日時:2019年10月26日(土)~27日(日)両日10:00~18:30(予定)
場所:fabbit 大手町(東京都千代田区大手町 2-6-1 朝日生命大手町ビル2F)
申し込み・詳細:https://tsbctokyo2019.peatix.com/
– 大阪会場
日時:2019年11月16日(土)~17日(日)両日10:00~18:30(予定)
場所:さくらインターネット株式会社 本社(大阪府大阪市北区大深町4番20号 グランフロント大阪タワーA 35階)
申し込み・詳細:https://tsbcosaka2019.peatix.com
今回開催されるのは東京と大阪の2地点。昨年度同様、両日ともに朝から夕方までみっちりのスケジュールとなっており、以下のプログラムが予定されています。
Tellus Satellite Boot Campのコンテンツ
※内容は変更になる場合があります。
▼1日目
10:00-10:30 TellusBootCampについて
10:30-11:30 衛星データの基本的知識
12:30-15:30 JupyterNotebookを使ったTellus上の衛星データ画像解析演習
15:40-17:00 衛星データ×機械学習概論
17:00-18:00 Tellus相談会
▼2日目
10:00-11:00 機械学習における物体検出概論
11:10-13:00 物体検出演習①
14:00-17:30 物体検出演習②
17:30-18:30 受講者発表
参加にあたって必要スキル
・Pythonを使った業務経験(できれば)
・プログラミング言語の経験
・自分で調べながらプログラミングができること
受講前の事前学習プログラムについて
ご参加いただく方は、e-Learningによる事前学習を受けることができます。ビジネス利用を想定したPythonデータサイエンスの基礎を動画教材で学んでいただき、当日に衛星データの利用方法や解析の仕方を学んでいただくこととなっています。
参加費は無料。定員は東京会場が50名、大阪会場が30名(※募集人数を超えた場合は抽選)となっています。応募の締切が東京会場(10/10まで)と大阪会場(10/18まで)と異なっておりますので、参加されたい方はお間違いなく。
では、本トレーニングを通して、どのようなスキルが得られるのでしょうか。まずは衛星データと機械学習を両方学ぶことのメリットからお伝えします。
「機械学習」×「衛星データ」でできること
「機械学習」と「衛星データ」の両方が学べることがウリ!なTellus Satellite Boot Campですが、両方学ぶことでどんな良いことがあるのでしょうか?
宙畑ではその可能性について、以下の記事で紹介しています!
加速する「オープン化」と「実用化」の波、衛星データ×機械学習でできること
「機械学習」と「衛星データ」、どちらも2010年頃から大きな成長を続けている分野。いずれもキーワードは「オープン化」と「実用化」です。
「機械学習」では、コンペ形式でアルゴリズムの精度を競い合いながら高めていくことが盛んになり、TensorFlow、KerasなどオープンソースAIが次々と発表され、多くの人が「機械学習」にチャレンジできる世界になりました。
また、オープン化によって精度が高められていく中で、深層学習が画像認識のコンペで圧勝し、「実用化」に向けて大きく前進しました。
「衛星データ」は、現在、誰もが知っている例で言えば天気予報に利用されていますが、他にも農業や漁業、また、石油の貯蔵量を把握して先物取引に使われるなど、様々なビジネス利活用が行われ、今後も期待されています。
そして、2010年代に入り、アメリカを中心に宇宙ベンチャーが誕生し、小型衛星が数多く打ち上がっています。結果として、これまでと比べ物にならないほど多くの衛星データが生成されているのです。
ここで「衛星データ」が「機械学習」とが出会います。
専門家が1枚1枚確認していられない量の「衛星データ」を「機械学習」によって判読することができれば、「衛星データ」の可能性を高めることができます。
今、「機械学習」と「衛星データ」の両方について一挙に学べることは非常に価値を持つと言えます。
「Tellus Satellite BootCamp」で得られるスキル
本トレーニングで参加者の方が得られるスキルは大きく分けて以下の4点です。
その①:衛星データの基本的なことが分かる
Tellusに搭載されている衛星データをメインに衛星データにはどんな種類があって、何を調べることができるのか、また、自分で解析を始める際にどうやって解析したら良いのかイメージが湧くようになるはずです!
その②:機械学習の基本スキルが身につく
機械学習の初学者向けに、機械学習の考え方から学べる講習や、pythonを使った機械学習の演習を行います。
演習が終わる頃には、パラメーターを自身でチューニングし、アルゴリズムの精度を高められるようになっています。
その③:Tellusを使ったデータの扱い方が分かる
昨年のトレーニングからの大きな変更点!
昨年度はTellusがオープンしていなかったため、他のツールを使って実習を行っていましたが、本年度はTellusを使った解析演習を行います。
Tellusで公開されているAPIの使い方や、APIで引っ張ってきた衛星データを使って簡単な解析ができるようになります。
その④:衛星画像を使った機械学習が始められる
「衛星データ」と「機械学習」の両方を学んだ最後には、昨年度のアルゴリズムコンテスト「The 2nd Tellus Satellite Challenge」で実施した「衛星画像を用いた船舶抽出」をテーマに物体検出演習を行います。
2日間のトレーニングを終えた参加者の方は、皆さんコンテストと同じように検出の精度を競えるまでになっているはずです。
Tellus相談会も開催
また、当日はTellusメンバーも参加しているため、Tellusに対する疑問質問、すでにTellusを触られている皆様は技術やビジネス化に向けて困っていることなどを相談する時間もご用意しています。
「Tellus Satellite BootCamp」の予習は宙畑で!
ここまでのご紹介でTellus Satellite BootCampが待ちきれなくなってしまった皆さんに朗報です!
宙畑では、BootCampで学ぶことのヒントとなる記事を公開しています。
BootCampが始まるまでの間、予習をしておくのも良いかもしれません。
●衛星データの基本を学ぶなら
衛星データのキホン~分かること、種類、頻度、解像度、活用事例~
SAR(合成開口レーダ)のキホン~事例、分かること、センサ、衛星、波長~
● TellusでのAPIの使い方を学ぶなら
【ゼロからのTellusの使い方】Tellusの開発環境でAPI引っ張ってみた
【ゼロからのTellusの使い方】Jupyter Notebookで空間データ(GeoJSON)を保存/取得する
●衛星画像を用いた機械学習について学ぶなら
加速する「オープン化」と「実用化」の波、衛星データ×機械学習でできること
第1回衛星データ解析コンテスト、上位3名の解析手法と第2回への期待
衛星データ×機械学習!「Tellus Satellite Boot Camp」イベントレポート
Tellus Satellite BootCampの申し込みの期限は、東京が10月10日まで、大阪が10月18日までです!
昨年度は東京の倍率が非常に高かったので、もし余裕のある方はあえて大阪で応募されると良いかもしれません!
東京会場申し込みページ:https://tsbctokyo2019.peatix.com
大阪会場申し込みページ:https://tsbcosaka2019.peatix.com
※募集人数を超えた場合は抽選といたします。
今回、Tellus Satellite BootCampとしては、東京と大阪の2会場のみとなっていますが、SNETが行っているセミナーでもTellusを使ったハンズオンを行います。
日程がどうしても会わないという方は、以下のセミナーもぜひチェックしてみてください。
「SNETセミナー /SNET×Tellusハンズオン in 大阪」(11/7,8)開催のご案内
「SNETセミナー /SNET×Tellusハンズオン in 福岡」(11/12,13)開催のご案内
上記の日程もどうしても合わせられない!という方もまだあきらめる必要はありません。
11月には、オンラインでBootCampと近い内容を学ぶことができるe-Learningコンテンツも配信予定です。
その名も「Tellus Trainer」
申し込みは11月以降となりますので、BootCampにもし参加できなかったという方も「Tellus Trainer」の申込開始をお待ちください。
【Tellusの利用方法を学ぶe-Learning】Tellus Trainer
※申込は11月1日スタート
https://tellustrainer2019.peatix.com/view