宙畑 Sorabatake

Tellus

「しきさい」(GCOM-C)の地表面温度データをTellus上にて公開開始!

2020年3月26日(木)のアップデートによって、Tellus上でGCOM-C(しきさい)の「地表面温度」のデータを見ることができるようになりました。本記事では、Tellus OS上でGCOM-Cの地表面温度の概要と、データの見方についてご紹介します。

2022年8月31日より「しきさい」の地表面温度データは公開を停止しています。また、Tellus OSでのデータの閲覧方法など使い方が一部変更になっております。新しいTellus OSの基本操作は以下のリンクをご参照ください。
https://www.tellusxdp.com/ja/howtouse/tellus_os/start_tellus_os.html

昨年2019年12月11日より、気候変動を観測するJAXAの衛星「しきさい」(GCOM-C)の衛星データをTellus上にて公開しています。

これまでTellus OS上では、「しきさい」の「海面水温」と「クロロフィルa濃度」のデータを閲覧することができましたが、3月26日(木)のアップデートによって新たに「地表面温度」のデータを見ることができるようになりました。

本記事では、追加された「地表面温度」のデータの概要と、Tellus上での見方についてご紹介していきます。

(1)データ概要

「しきさい」は、近紫外から熱赤外域(380nm~12µm)の複数の波長域で観測を行う光学センサーである「多波長光学放射計(SGLI)」を搭載しており、雲、エアロゾル(大気中のちり)、海色、植生、雪氷などの4つの圏にわたって28項目もの気候変動に関係する物理量を1日に地球の約半分、2日で全地球を観測することができる宇宙航空研究開発機構(JAXA)の気候変動観測衛星です。

GCOM-Cの詳細に関するお話は、以前公開した宙畑の記事でもご紹介しておりますので、ぜひこちらをご覧ください。

海面水温とクロロフィルa濃度が見られる!「しきさい」(GCOM-C)の衛星データをTellusで公開!

(2)Tellus OS上での地表面温度の確認方法

まずTellusで必要情報を入力し、アカウントを作成して手順に沿ってTellus OSにログインします。

Tellus OSを開いたら左のメニューより「マイライブラリ」を選択します。
「地表面温度|GCOM-C」を探し、目のアイコンをクリックしてデータを表示させます。
データを表示できたらデータの条件を設定し、調べたいエリアに画面を移動させて地表面温度を調べてみましょう。

例えば、平野部と内陸の山間部を比べてみると、地表面温度が違っていることが分かると思います。表示させている日の天気や季節によってどのような違いがあるのかを見てみると良いでしょう。

(3)地表面温度の利用イメージ

地表面温度が分かるとどんなことに利用できるのでしょうか。
以前、温度を調べることによってわかる事例として以下のようなものを紹介しました。

・商品の売れ筋を予測

暑い日は、冷たいアイスが売れたり、気温が急激に下がると石油ファンヒーターが売れたり、POS情報から読み取ることができます。地表面温度を把握することで、気温の変化による人の行動を予測することができるかもしれません。

・マラソンコースにおける熱射病のリスク

夏の時期、アスファルトの上は地表面温度が非常に高くなり、熱射病のリスクが上がります。東京五輪で開催されるマラソンの暑さ対策として、地表面温度を調べて、選手の健康リスクを調べたり、さらに標高データやアメダスの風速データなどを組み合わせて、走りやすいコースなどを検証してみることも今後できるようになるかもしれません。

(4)まとめ

以上、2020年3月26日からTellusで公開した「しきさい」(GCOM-C)の「地表面温度」のデータについてご紹介しました。まだTellus上で閲覧できるデータの時期は少ないですが、今後のアップデートで随時搭載していく予定です。

海面水温、クロロフィルa濃度、地表面温度はさまざまな分野での活躍が期待されています。今後宇宙ビジネスがますます発展していく中でその注目度は上がっていくことと思われます。

皆さまも、これを機会にぜひ「しきさい」(GCOM-C)でのデータ利活用について考えてみてはいかがでしょうか。

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外部リンク

GCOM-Cしきさいポータル(JAXA)

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