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川崎重工のデブリ除去衛星を含む、革新的衛星技術実証2号機プロジェクト。10月にイプシロンロケットで打ち上げへ【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/8/16〜8/22】
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「革新的衛星技術実証2号機」(通称、RAISE-2)と革新的衛星技術実証プログラムに採択された衛星を、10月1日にイプシロンロケットで打ち上げることをJAXAが発表しました。
RAISE-2は、公募により選定された6つの部品・機器の実証テーマを軌道上で実証するための衛星です。三菱電機が3Dプリンタで製造したアンテナや、東京工業大学発のスタートアップ企業・天の技のキューブサット用スタートラッカなどが搭載されます。
革新的衛星技術実証プログラムには、企業や大学による8機の超小型衛星およびキューブサットが選ばれています。
なかでも今回注目したいのは、川崎重工業のデブリ捕獲システム超小型実証衛「DRUMS」です。
「DRUMS」のミッションは、衛星から模擬デブリを分離し、カメラによる画像解析技術と搭載されている2メートルほどのアームを使って、再度模擬デブリを捕獲すること。本実証で得られた技術は、デブリ除去だけではなく、軌道上サービス事業やその他事業への適用拡大を進めていく計画です。
川崎重工業は、デブリ除去衛星の運用に向けて、2019年に岐阜工場に地上局を設置その際に、地上局を衛星データ利活用ビジネスにも利用していく姿勢を示しています。
ロケットのフェアリングやロボティクス関連技術では、すでに宇宙開発に参入し歴史のある川崎重工業ですが、その経験を活かしながら今後どのように技術を活かしてビジネス展開していくのか、引き続き注目していきたいと思います。
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参考
イプシロンロケット5号機による革新的衛星技術実証2号機の打上げについて