SWISSto12がSaturn Satellite Networksと小型静止衛星サービスの構築・販売計画を発表【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/9/6〜9/12】
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SWISSto12がSaturn Satellite Networksと小型静止衛星サービスの構築・販売計画を発表
通信衛星用サブシステムを開発するSWISSto12が、小型静止軌道衛星ミッションに特化した事業を展開するSaturn Satellite Networksと協力して小型静止通信衛星サービスを構築・販売していく計画を発表しました。
SWISSto12は、特許取得済みの3Dプリント技術を用いて、軽量で高性能な衛星サブシステムを開発しています。
今回の契約によって、Saturn Satellite Networksが開発する3つの衛星バスにSWISSto12のサブシステムを柔軟に提供することになります。また、SWISSto12が、2kWの静止軌道通信衛星サービスを提供し、Saturn Satellite Networksが5kWの静止軌道及び大容量通信衛星(HTS)サービスを提供するようです。
SWISSto12のCEOであるEmile de Rijk博士は、今回の発表について以下のコメントを発表しています。
There is a lot of opportunity in MicroGEO satellites which is currently not addressed. Combining best of breed payload and platform solutions through this cooperation enables missions that can truly handle the performance and cost challenges of smaller missions in GEO while mitigating the risks of space.
（訳：小型静止軌道衛星には、現在対応できていない多くのチャンスがあります。今回の提携により、最高のペイロードとプラットフォームのソリューションを組み合わせることで、静止軌道における小型ミッションの性能とコストの課題に真に対応できるミッションを実現できます。）
スイス連邦工科大学ローザンヌ校のプロジェクトから独立して立ち上がったベンチャー企業であるSWISSto12。欧州では、このように理工系の大学発ベンチャー企業のニュースが近年増えてきています。
