7月20日、JAXAと三井住友海上火災保険（以下、三井住友海上）が「宇宙旅行保険事業」の創出および普及を目指す共創活動を開始したと発表しました。

この共創活動では、サブオービタル飛行やISS滞在など、さまざまな宇宙旅行の実現を目指す事業者とともに、それぞれのニーズやリスクを踏まえた宇宙旅行保険の商品開発に取り組みます。

さらに、宇宙港や有人宇宙機の開発企業、旅行代理店をはじめとする宇宙旅行関連事業に参画する企業と連携し、宇宙旅行のマーケット拡大の支援にも取り組みます。

三井住友海上は2015年から宇宙保険担当駐在員を海外拠点に常駐させているほか、宇宙事業に特化したベンチャーキャピタル「宇宙フロンティアファンド」に出資するなど、宇宙事業に積極的に取り組んできました。

また、2022年4月には月面探査を計画するispaceと、月面ビジネスにおいて発生するリスクを補償する「月保険」の組成に関する覚書を締結しています。

宇宙ビジネスに必要な保険の開発は事業の推進につながるのではないかと期待されます。

宙畑編集部のおすすめ関連記事

今週の宇宙ニュース

参考

三井住友海上とJAXA、「宇宙旅行保険事業」に関する共創活動を開始