MicrosoftがAzure Space Partner Communityを発表。宇宙関連事業者からSIerまで25社が参画【宇宙ビジネスニュース】
【2022年7月25日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
MicrosoftがAzure Space Partner Communityを発表。宇宙関連事業者からSIerまで25社が参画
大手IT企業のMicrosoftが、7月19日に開催したパートナー向けイベントのMicrosoft Inspire 2022 conferenceにて、宇宙産業における新たなコミュニティであるAzure Space Partner Communityを発表しました。Microsoftは、自社クラウドであるAzureを活用した地上局サービスプラットフォームであるAzure Spaceを2020年に発表しています。(参考:MicrosoftがSpaceXと提携し、Azure Spaceの展開を発表【週刊宇宙ビジネスニュース 2020/10/19〜10/25】)
Azure Space Partner Communityは、宇宙産業のエコシステムに重点を置いたパートナー主導型のプラットフォームです。本コミュニティには、宇宙関連事業者だけでなく、SIerやデータプロバイダー、AI関連企業など多岐にわたる企業が参画しています。
参画企業は以下の25社です。
Airbus・Amergint・Ball Aerospace・blackshark.ai・Esri・Hewlett Packard Enterprise・iDirect・Intelsat・Kratos・KSAT・Loft Orbital・Nokia・Omnispace・Orbital Insight・SES・SkyWatch・SpaceX・Thales Alenia Space・US Electrodynamics・Viasat ・Xplore
Azure Space Partner Communityに参加すると、Azure Spaceを活用したトレーニングへの参加・Microsoftのセールスチームとの連携・Microsoftとの共同マーケティング機会などが獲得できるとのことです。
衛星データのようなビックデータを有効に活用し企業の課題解決に繋げていくためには、クラウドの利活用は避けて通れません。他業界の企業との連携を深めながら宇宙ビジネス拡大に貢献していくMicrosoftに、引き続き注目です。