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賞金総額70万円相当!衛星データや航空写真から車両を検出するアルゴリズム開発コンテストが開催中【宇宙ビジネスニュース】

【2022年8月24日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

8月18日、衛星データ解析コンテストを主催するSolafuneが、解像度の異なる衛星画像や航空写真データから車両を検出するAI技術の開発コンテストを新たに開催することを発表しました。コンテストの期間は9月16日まで、賞金総額は5,000ドル(69万円相当)です。

Solafuneは2020年創業のスタートアップ企業です。これまでに、夜間光データから土地価格を予測するアルゴリズムの開発コンテストや画像の超解像技術を応用して解像度を向上させる技術開発のコンテストを開催しています。

また、2021年1月には、独立系ベンチャーキャピタル ANRIおよびEast Venturesを引受先とする資金調達を実施しました。

今回発表されたコンテストで開発する車両検出技術は、渋滞の把握や事故車両の検出、駐車台数から商業施設の業績予測など様々な場面で活用することができます。

実際の車両検出 Credit : Solafune

この車両検出技術は、自動車や電車だけでなく、航空機や船舶、コンテナ、物件などの検出にも応用することができます。

さらに、今回開催されるコンテストは、衛星画像と航空写真、そして解像度間の違いによるデータ性質の違いにも対応する技術の開発が想定されています。プレスリリースによると、幅広い解像度に対応することで、データ取得コストを抑えるだけでなく、高解像度データの取得が困難なエリアもカバーすることを期待しているといいます。

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参考

衛星データSolafune、車両検出技術の開発コンテストを開催

Solafuneのマルチ解像度画像の車両検出コンペ - MMDetectionでやってみた|わっしー

衛星データの実用化に向けた「超解像技術」開発コンテストの開催

衛星データから土地価格を予測するアルゴリズム開発コンテストの開催

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