宙畑 Sorabatake

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Solafuneがマイクロソフトと協力し3回目のコンテストを開催。テーマは「超解像技術」【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/9/13〜9/19】

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Solafuneがマイクロソフトと協力し3回目のコンテストを開催。テーマは「超解像技術」

衛星データ解析コンテスト「Solafune」を運営する株式会社Solafuneが、”市街地画像の超解像化”と題して「超解像技術」を開発するデータ解析コンテストを開催することを発表しました。

宙畑メモ:超解像技術

超解像技術とは、元の画像の解像度を擬似的に上げる技術のことです。一般画像の超解像はよく行われていますが、衛星画像への適用が近年注目されています。衛星画像を超解像することで、人が目で見た際に写っているモノを識別しやすくなるほか、機械学習による物体識別の精度を上げることが期待されています。

Solafuneは、衛星データや地理空間データの活用をテーマにしたデータ解析コンテストを運営している沖縄のベンチャー企業です。Solafuneにとって3回目の開催となる今回のコンテストは、日本マイクロソフト株式会社と協力したコンテストになります。

Credit : Solafune/日本マイクロソフト

株式会社Solafune代表取締役CEOの上地練氏に、以下の質問に対してコメントをいただきました。

―今後、具体的にどのような領域で超解像技術が活用されると期待していますでしょうか。

画像の解像度を向上させる超解像度技術に関わらず、画像から不要な部分を削除して自然に埋めるインペインティング技術など、アルゴリズムを活用した「生成と削除」の技術はあらゆる領域で活用が進むのではないかと注目しています。特にメタバースと呼ばれる領域はホットで、現実をバーチャル空間に再現するために衛星データ等の地理空間データと上記の技術を活用する事例は国内でも出てきており、期待している領域の1つです。

1m程度の解像度の画像を25cm程度の解像度に向上させたイメージ図 Credit : Solafune

ー過去2回のコンテストと比較して特に改善したといえるポイントがあれば教えてください。

今回のリリースでは新機能の追加から、既存機能の改善まで様々なアップデートを行いました。特に英語版のリリースとチーム参加機能の追加はより多くの方に利用していただくための施策となっています。

ーこれらのアップデートを実施した背景や、期待している効果について教えてください。

これらのアップデートは衛星データの活用に関する課題を深く解くことができているか、そしてそれが多くの利用者に共通する課題であるのかという点に焦点を当てて、施行された改善になっています。今後も、利用者の動向を分析しながら、同領域の課題を深く解くことができているのか、それは衛星データを利用する多くの人にとって共通の課題なのかという問いを軸に改善を行なっていきます。

ー日本マイクロソフトと協業することによって、今後Solafuneのどのようなポイントに注目してほしいなどあれば是非教えてください。

衛星データ活用領域の課題を解くために必要な施策を大胆に打っていくという点に注目していただけると嬉しいです。

超解像技術は、低価格で高解像度の衛星画像を生成することが可能なため、衛星データの利活用促進に繋がると期待されています。今回のSolafuneのコンテストで素晴らしいアルゴリズムが誕生することに期待です。

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