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Orbit Fab、2025年に静止軌道上の衛星への燃料補給サービスを開始。ヒドラジン100kgを28.5億円で供給予定【宇宙ビジネスニュース】
【2022年9月15日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
軌道上の衛星への燃料補給サービスの提供を計画するOrbit Fabがサービスの詳細を発表しました。プレスリリースによると、2025年から静止軌道の衛星に燃料であるヒドラジン を100kgまで2000万ドル(約28億5000万円)で提供する予定です。
Orbit FabのCDO(最高開発責任者)を務めるジェレミー・シーレ氏は、供給する燃料としてヒドラジンを採用した理由について
「ヒドラジン燃料は既存の需要があるため、今回発表することにしました」
と説明しています。さらに、CTOのジェームズ・ブルチュード氏は
「我々(Orbit Fab)の技術ロードマップには、ヒドラジンなどの従来の化学推進剤、キセノンやクリプトンなどの電気推進燃料、そして高濃度過酸化水素水(HTP)など(環境にやさしい)グリーン推進剤などがあります」
とコメントし、ヒドラジン以外の燃料供給サービスを構想していることを明らかにしました。Orbit Fabの燃料補給サービスは、予定されていた期間を超えて衛星の運用を継続したい場合の新たな選択肢となりそうです。
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