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ANA、航空機とドローンを活用し温室効果ガスを観測。JOGMECと共同調査へ【宇宙ビジネスニュース】
【2022年11月28日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
11月24日、全日本空輸(以下ANA)は、資源やエネルギーの安定供給に取り組むエネルギー・金属鉱物資源機構(以下JOGMEC)と温室効果ガス測定技術調査に関する委託業務契約を締結したことを発表しました。
ANAの持株会社であるANAホールディングスは、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」の観測技術を応用した観測機器をANAの旅客機内に持ち込み、主要都市における二酸化炭素や二酸化窒素等の詳細な濃度分布を観測する「GOBLEUプロジェクト」を実施しています。
JOGMECが2022年5月に発表した「LNG・水素・アンモニアの温室効果ガス排出量及びCarbon Intensity算定のための推奨作業指針」では、上空から温室効果ガスを測定する「トップダウン手法」として衛星・航空機・ドローン等の導入の重要性が説明されていました。
今回発表された調査では、航空機からの観測に加えて、ドローンを用いたメタン測定手法にも取り組む予定です。
宙畑メモ
衛星データ・航空機・ドローンの比較については、こちらをご覧ください。
衛星データ入門
衛星データもIoTの一つ?航空機・ドローンとの比較と事例紹介
観測する高度や空間分解能が異なる手法で取得したデータを組み合わせることで、メタン発生源の評価につながるのではないかと期待されます。
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