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大型ロケット「DECA」開発計画を発表。インターステラテクノロジズが再使用技術で「一桁安い価格」目指す【宇宙ビジネスニュース】
【2023年1月30日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
1月24日、小型ロケットを開発するインターステラテクノロジズ(以下IST)が、新たに小型衛星コンステレーション用大型ロケット「DECA」計画に着手したことを発表しました。
将来的には、ISTの100%子会社で衛星事業を構想するOur Starsの衛星コンステレーションの構築も担う計画です。
ISTは観測ロケット「MOMO」を開発し、これまでに打ち上げを3回成功させています。日本の民間企業が単独で開発したロケットが宇宙空間に到達したのは、2019年5月に打ち上げられたMOMO3号機が初めてでした。
現在ISTは、超小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」の開発を進めています。
DECAは、小型衛星コンステレーション形成のみならず、大型衛星の軌道投入や宇宙ステーションへの物資輸送などにも対応可能な大型ロケットだといいます。
低コスト化を図ってきたMOMOとZEROのコンセプトを継承するのに加えて、小型ロケットではコストメリットが小さかった再使用技術を新たに採用することで、従来よりも一桁安い価格で、国際競争力のある宇宙輸送サービスの実現を目指すということです。
ISTはプレスリリースで
「宇宙への大量輸送時代に適したサービスを2030年代に実現することを目指し、日本国内への低コストで自立的な将来宇宙輸送システム確保に積極的に貢献してまいります」
と述べています。
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