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AIによる衛星分析サービスを提供するRidge-iが上場。土砂崩れ災害検出システムなどを開発【宇宙ビジネスニュース】
【2023年5月1日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
4月26日、AI・ディープラーニング技術のコンサルティングおよび開発、衛星データを活用したAI解析ソリューションの提供などを手掛けるRidge-iが東京証券取引所グロース市場に新規上場しました。
Ridge-iはJAXAより受託を受け、光学衛星データから土砂崩れ箇所を自動で検出するシステムを開発しました。この「土砂崩れ災害検出など、衛星データへのAI解析事業」における技術開発において、内閣府が主催する「第4回宇宙開発利用大賞」の経済産業大臣賞を2020年3月に受賞しています。
また、Ridge-iは駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippaと衛星データプラットフォーム「Tellus」の事業を行うさくらインターネットとの共同研究により、衛星データから駐車場用スペースを自動検出するAIの開発や、直近では地球上のどこに変化があったのかを視覚的に確認するサービス「GRASP EARTH」の開発も行っています。
プレスリリースで「今後もAIの技術革新と市場変化を敏感に捉え、高みを追求した最適なソリューションを提供し続けることで、新しい社会の実現に努めていきます」と述べています。
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