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宇宙デブリ化防止装置などを開発するスタートアップBULLと東京海上日動が協業。新たな保険商品の設計も【宇宙ビジネスニュース】

【2023年5月22日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

5月18日、宇宙機に事前搭載するデブリ化防止装置や、軌道上の微小重力環境を活用した試験装置を開発するスタートアップBULL(ブル)と東京海上日動火災保険(東京海上日動)が、持続可能な宇宙環境の実現を目指すための事業共同に関する基本合意書を4月に締結したことを発表しました。

両社は、BULLが開発するデブリ化防止装置等の事業性検討、関連したリスクマネジメントおよび保険商品設計、持続可能な宇宙環境の実現に向けた取り組みを実施していく予定です。

BULLは、人工流れ星を開発していることで知られるALEで大気データ事業と宇宙デブリ対策事業の統括を担っていた経験がある宇藤恭士氏と、帝京大学理工学部准教授として地球および火星の大気圏再突入に関する研究に従事する傍ら、学内の超小型衛星開発プロジェクトを主導する河村政昭氏の2名が2022年11月に創業しました。

東京海上日動は宇宙関連保険を扱っていて、これまでもイギリスのBeazleyと小型ローバー「YAOKI」による月面探査を計画するダイモンと共同で、月保険の開発。ダイモンに月保険を提供することが決まっています。

BULLはプレスリリースで「さらなる技術開発や宇宙保険商品の革新により、リスクマネジメントの強化が進められることで、持続可能な宇宙環境の実現と宇宙産業の発展に寄与していきます」と述べています。

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参考

宇宙デブリ対策技術を持つBULLと宇宙保険ノウハウを持つ東京海上日動、持続可能な宇宙環境を目指し基本合意

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